茅ヶ崎愛が3,300円を決めた!気分が上がる「自分流」決断のススメ

私たちが毎日直面する、終わりなき選択と決断の波。

「今日、何を着よう?」
「昼ごはんは何にしよう?」
「このメールにすぐ返信すべきか?」

些細なことから人生を左右する大きなことまで、私たちは気づかないうちに、とてつもない数の決断を下しています。

ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、私たちは1日に最大で3万5,000回もの決断を下しているそうです。

超びっくり!!の数字ではないでしょうか?

たしかに、朝、あと5分寝るか、今すぐ起きるかという選択から始まり、すり寄ってきた愛猫の「喉」を撫でるか、「頭」を撫でるかまで、すべてが小さな決断の積み重ねです。

そして、この「決断」という行為、実はものすごくエネルギーを消耗するのです。これは脳の限られたリソースを使い果たす、まさに「決断エネルギー」と呼ばれるものです。

このエネルギーを温存し、本当に大切なことに集中するために、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは、同じデザインの服を何枚も買い、毎日それを着ていたのは有名な話です。

今回は、私が体験した、ある起業家の方の「決断」の仕方がとても面白く、そして合理的だったので、そのお話と、「迷い」から脱出し、人生を軽やかにする**自分だけの「決断のルール」**の作り方について掘り下げていきます。


目次

膨大な「決断」が私たちを疲れさせるメカニズム

私たちはなぜ、些細な決断にもこんなに疲弊してしまうのでしょうか。

それは、人間の脳が基本的に「選択肢の多さ」に弱いからです。

心理学の世界では、この現象を**「選択肢過多のパラドックス」**と呼びます。

選択肢が多すぎると、私たちは「最高の選択をしなければならない」というプレッシャーを感じ、すべての選択肢を吟味しようとします。その結果、決定を下すまでにかかる時間とエネルギーが増大し、最終的な満足度まで低下してしまうのです。

たとえば、スーパーでズラリと並んだ醤油の中から、どれが一番良いかを選ぼうとすると、一瞬にして脳は「疲労モード」に入ります。

これを何度も繰り返すうちに、本来ならクリエイティブな仕事や家族との大切な時間に使いたい「決断エネルギー」が、小さな選択の連続で枯渇してしまうのです。これが、俗に言う**「決断疲れ(Decision Fatigue)」**です。

「ビジネスの常識」を覆す!起業家Sさんのタロット決断

私が「これはすごい!」と感銘を受けたのが、冒頭で触れた起業家のSさんの「決断」の仕方です。

彼女は、ある仕事上の重要な案件で、「やるのか/やらないのか」という難しい決断に迫られていました。

すぐに答えが出せるような案件ではありません。数日悩んでも、頭の中で「やるべき理由」と「やめるべき理由」が綱引きをして、結論が出ない状態です。

そんな時、Sさんが取り出したのは、なんと愛用のタロットカードでした。

そして、パッとその場で占って、出たカードの結果に従って、「やる」か「やらない」かを決めてしまったのです。

「ビジネスの常識」からすれば、「タロットで決断なんて!」と思う人もいるかもしれません。

会社でこれをやったら、上司にぶっ飛ばされるかもしれません(笑)。

しかし、私は彼女の行動に心底「あり!」だと思いました。

なぜなら、その決断は、彼女自身の**「時間とエネルギーを無駄にしないための、合理的で極めてパーソナルなルール」**に基づいていたからです。

迷って結論が出せないまま時間だけが過ぎていくのは、エネルギーの浪費以外の何物でもありません。

それよりも、「迷ったらタロットに聞く!」というシンプルなルールを持つことで、彼女は瞬時に迷いのサイクルから抜け出し、次のアクションへと移行できたのです。

「迷ったらこれで決める!」というルーティンを持っていることは、本当に素晴らしい、そして合理的な「決断疲れ」回避策なのです。

「迷ったらこうする!」自分だけの「決断のルール」を持つ

Sさんのタロット決断は、まさに**「決められない時に頼る、外部の判断システム」**を持つことの重要性を示しています。

自分で決められない難問に直面したとき、時間をかけて悶々とするのではなく、「これをしたら、その結果に従う」と決めてしまう。

それは、一種の**「思考のショートカット」**です。

「決められないなら、こうする!」というルールは、どんなものでも構いません。

ユニークで、あなた自身が「面白い」と思えるもの、そして、その結果に納得できるものなら、何でも良いのです。

例えば、

  • 一晩寝て決められなかったら、とりあえず「やる」にする。 (行動優先ルール)
  • 散歩に行って、歩きながら考える。帰り道に答えが出ていなければ「やめる」にする。 (時間制限ルール)
  • 家を出て、最初にあった人が「男性ならやる、女性ならやめる」など、ランダムな要素に委ねる。 (ランダム決定ルール)

ポイントは、**「迷って動かないのが一番ムダ」**だと知ることです。決断のためにエネルギーを使い果たしてしまうこと、そして行動しないことによる機会損失が、最も避けたい事態なのです。

この「決断のルール」は、あなたの創造性にも使うことができます。

「気分が上がる」決断は、人生をデザインする

そして、「決断のルール」は、人生を楽しくデザインするツールにもなります。

特に独立起業は、何をやるにも、どう決めるにも自由です。どうせなら、自分の気分がアガる決断をしていきましょう。

最近私が決めたことで、一番満足しているのがセミナーの価格決めです。

私自身が茅ヶ崎生まれで、サザンオールスターズ(サザン)が大好き!という理由だけで、ご紹介で来られた方のセミナー価格を3,300円に設定しました。

もし私が福山雅治さんのファンだったら、「フクヤマ」で2,980円にしていたかもしれません。もし、私が「ラッキーナンバーは7」と決めていたら、7,777円にしていた可能性もあります。

価格設定のようなビジネスの重要な決断に、一見「理不尽」に思える**「気分がアガる個人的な理由」**を組み込むことで、**決断のハードルは驚くほど下がり、**その決定自体に愛着が湧くようになります。

**「迷ったらこれで決める!」というルールを持つことは、あなたの限られたエネルギーを節約し、日々の生活を軽やかにします。そして、そこに「自分の好きなもの」という要素を少し加えるだけで、決断はもはや「疲れる作業」ではなく、「人生を面白くデザインする遊び」**へと変わっていくのです。

あなたも今日から、自分を迷いから救い出す、ユニークで強力な「決断のルール」を作ってみませんか?それが、あなたの人生を劇的にラクにする第一歩になるはずです。

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