高単価でも売れるビジネス創りのコツその1は、ターゲットの絞り込みです。
よくきくターゲット設定はこんな感じ。
・ 20代の女性で、オシャレに関心のある人です!
・ 50代の管理職の男性です!
残念ながら、このターゲット設定はNGなんです( ;∀;)
これらは「ターゲット設定の目的」を分かっていないパターン。
「ターゲット設定の目的」は「年齢・性別」を決めることではなく、「ターゲットの痛み(何に困っているのか)と快楽(どうなれば嬉しいのか)」がしっかり理解できること。
なぜなら人間の行動の源泉はたったふたつ:「痛み」を避けて「快楽」を求める ことだけ!だから。
人は、自分の不快を解消し、快を求めるためにだけお金を払います。
誰かにあなたのターゲットについて話すときも、そのターゲットの「痛み」と「快楽」がちゃんと相手に伝わる必要があります。
それをどうやって伝えるか、そんなお話を書こうと思います。
結婚している女性なんだけど、「主婦」というと違和感がある。。。
あるクライアントさんの実際の例です。
私が出会った時にその方はすでに起業されており、様々な資格ももって出来ることがたくさんありました。
いろいろなサービスを売っていたものの、それぞれが高くて数万円。
関連性の低い商品たちだったこともあり、低単価のものがちょこちょこ売れても結局望む収入が得られていないという状況でした。
あなた商品化起業術に申し込まれ、まずは商品創りの基本として「誰のどんな悩みを解決したいのか」からスタートしたのですが、ついつい目の前にいるお客様に引っ張られてなかなかターゲットが絞り込めず。
これもできる、あれもできる。。という方に多いパターンでした。
自分史の振返りをしたり、様々なワークを経てたどりついた本当に助けたいお客様は、「過去の自分」でした。
学校を出て芸術系のお仕事をし、結婚。
お子さんにも恵まれて、でも子育てで自分の仕事をフルパワーですることもできなくなり、自分自身の収入はガクンと減りました。
その後だんな様とうまくいかなくなるも、収入を考えたら離婚は厳しい。でも離婚したい。収入が欲しい。。それも子育てしながら稼げるような収入が欲しい。
彼女が本当に助けたい人は、その頃の自分のような人だったのです。
「稼ぎたい主婦」をターゲットにします!と宣言はしたものの、
「主婦というと働ていない人みたいなイメージを持つ人もいるけど、働いていないわけじゃない」
「でも独身女性じゃないから、主婦というべきか?」
「稼ぐって言っても別に1000万稼ぎたいわけじゃなくて、とりあえず自分と子供が食べていけるくらいの金額でいい」
そんなターゲットをどう表現したらいいの????と頭を抱えました。
「稼ぎたい主婦」では伝わらない
「稼ぎたい主婦が稼げるようになるサービスです」と言っても、全く伝わりません。
・なぜ稼ぎたいのか
・いくらくらい稼ぎたい人なのか
・仕事はしているのかしていないのか
・何歳くらいの人なのか
「稼ぎたい主婦」という言葉からは、どんな人向けのサービスか全く伝わりません。
かといって、何行も書き連ねても読んではもらえないし。聞いてもらえないし。
自分のターゲット像をどう表現するか悩みに悩みました。
私が提案したのは、思い切ってちゃんと「離婚」というキーワードを入れることでした。
「離婚を考えて経済的に自立したい女性が、望む収入を得られるようになるサービス」
最終形ではありませんが、こんな表現が出てきました。
「離婚を考えて経済的に自立したい女性が、望む収入を得られるようになるサービス」
「離婚」という言葉が入っているので、結婚していることはわかります。
なので、「主婦」という言葉を使う必要はありません。
「離婚を考えて」という表現にすることで、離婚するか迷っている心情も表現できます。
そして「離婚するため、自立するため」に稼ぐとなれば、家族を養えるくらいの金額というイメージもつきます。
月に数万だけを稼ぐようなプチ副業、起業サポートではなく、また年収1000万を目指すような起業でもないことが分かります。
彼女自身が経験した「離婚したい」という思い、つらさに「私もそうなんです!」というお客様が現れるはず。
まずはそんな形で表現を練ってみました。
次のステップはこれ!
この段階ではまだ実は表現としては未完成。
これからが本番です。
何の本番かというと。。
ターゲットになりそうな人に、この言葉をぶつけてみる!が次のステップになります。
・本当に共感を得られるのか
・自分のターゲット像やビジネス内容が伝わるのか
・もっとよい表現はないか?
これを模索していきます。
本や雑誌のタイトルを見て、言いたいことを一言で伝えているような言葉を探すリサーチもしていきます。
伝わらないビジネス(商品)は売れない
「まるでこたつソックス」という靴下がヒットしています。
これなども、この靴下の特徴がひとことで伝わったことがヒットにつながったと思っています。
ただの「あったか」ではなくて「まるでこたつ」という表現。
これくらいとがった表現が出来れば、やっぱり刺さります。
ここまでのネーミングが難しくても、少なくともより短い言葉で、より刺さる言葉で、お客様に届けることを目標に考えていきます。
売れるビジネスって、実は中身だけじゃないんです。
どう伝えるのかの表現も大切!!
いかに短い言葉で、情景が浮かぶように伝えていけるか。
俳句を考えるときみたい。。
そして良い表現を見つけるもう一つのコツは、自分ひとりで考えないこと!
人に聞いてもらったり、書籍のタイトルを見てみたり、誰かに相談したり。
そんな中から「これ!」という言葉が見つかります。
お客様に伝わる言葉で、楽しく商品を伝えていきましょう~(^^)/
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