モノが無くて、大量生産、大量消費が当たり前だった時代、安くて良い品であればどんどん売れました。
モノが行き渡り、たいていのモノはすでにもう「安くても良いもの」だったりします。
じゃあ今、何が購買動機になるかというと、「感動」だったり「体験」だったり。
そして品物にそれほど差がないなら、「誰から買うか」がより重要になってきます。
「誰かから買う」なら、どうせなら「あなたから」買って欲しいですよね!
そのためにはまず、最初のステップであなたを好きになってもらうことも必要です。
あ、恋愛ストーリーによくある「初対面がめっちゃ嫌な感じで知り合ったのに、なぜか恋の相手に変わってる」なんて、現実はそんなにありませんから(笑)滅多に、てか、ほぼ無いからこそドラマになるわけでwww
先日、キーエンスで営業をされていた方から、初対面でも人の心を開くスキルについて学びました。「あなたから買いたい」と言ってもらえる初対面でのほめテクニックについて書こうと思います。
カーネギー著「人を動かす」より「心から褒める」
人間誰しも、褒められて嫌な気になる人はいないと思います。
ただ、意外と人を褒めるって難しいんですよね~。
初対面であればなおさらです。
すでに知り合って長い方、会社の仲間や取引先、家族などは相手の行動や仕事ぶりなども見ていますので褒めやすいですが、初対面の方を褒めるのはなかなか難しいものです。
先日、「ニーズマッチの歩き方」という記事を書きましたが、ニーズマッチ(ビジネス交流会)のある支部では、アイスブレイク(お互いの緊張感を解くためのおしゃべりタイム)として、「隣の席の人をほめる」ということをしています。
本当に初対面の場合にはどんな人なのかも、どんな趣味でどんな得意分野がある人なのかもわかりません。
なので、まずはあてずっぽうでも良いとされています。
例えば。。。
「俳優の〇〇さんに似てるって言われませんか?すごく温かそうな方だと思いました!」とか
「ヤマ勘ですが、何か音楽やられていませんか?リズム感が良さそうな感じがします!」とか。
「仕事の出来るNHKのアナウンサーみたいなイメージで、信頼感がありますよね!」とか。
当たっていても当たっていなくても、褒められて嫌な気持ちになる人はいないというのが、このアイスブレイクの根底にあります。
初対面の人を褒めるの難しい。けど、まずはこのあたりからチャレンジして頂ければと思います。
接客業のプロ、銀座のママが女性を褒める場合
銀座の一流Barと言われるところでご馳走になったことがあります。
銀座のBarのママと言ったら接客業のプロ中のプロ。
男性を褒めるのはもちろんのこと、男性が女性連れ出来たら、まずは女性を褒めるが鉄則だそうです。
男性は女性にいいところを見せたい。だから女性が気持ちよくなってくれてご機嫌になってくれることは、男性にとっても嬉しいのです。(と言っていた 笑)
で、ママは女性を褒めるですが、ぶっちゃっけで言うと、こんなコツがあるのだとか。
「美人は仕事を褒め、仕事が出来そうな女性は顔を褒める」のだそうです。
その心は。
美人はいつも「キレイ」を褒められているので、「きれいですね」と褒められても当たり前で特に嬉しくもない。逆にいつも褒められたことがない「頼りがいがありそうだし、気が利くし、本当にお仕事おできになる方ですね」とか「キレイ」以外を褒めると、心に響くのだとか。
逆にいつも「しっかりしている」「仕事が出来る」と褒められていそうな女性には、「なんてお綺麗な」と見た目を褒めるのだそうです。それもちゃんと、ただ「キレイ」ではなく、「目力があって、眉の形がとてもステキ。すごくお綺麗ですね」と、具体的なところを褒めるのだそうです。
ただの「キレイ」だけだと明らかにお世辞。でもそこにちゃんと根拠を付け加えることで、人の心を動かすことが出来るとおっしゃっていました。
いつも言われている褒め言葉は意外に響かないというのがママの教えです。だから普段褒められないところを褒める!のがいいのだとか。
そしてさらに、褒め言葉には根拠をつけるのがコツだそうです。
なるほどねー!!って思いました。
で、私はなんてほめられたかって?
褒められたのはお仕事のほうじゃなくて顔のほう。。。つまり。。。ふふふ、普段、顔で褒められていない人ってわけですね(笑)ま、自分では「味のある顔」って思ってますが🤣
一流営業マンの褒め方は
普段褒められていることを褒められても実はあまり響かない。これを一流営業マンも知っているようで、同じことをおっしゃっていました!
銀座のママさんと一緒ですね。
初対面で相手のことを褒めるとき、普段言われていなさそうなことで褒め、そしてそれに根拠をちゃんとつけるのも同じ!!
例えば今名刺交換した人の第一印象がこんな感じだったとします。
元気いっぱい
アクティブで行動力がありそう
明るい
そんな相手だと思ったときに、「明るい方ですね!」と褒めても、相手は嫌な気はしなてくもそれほど嬉しいとも思わない。
なので、普段言われ慣れている、あるいは自覚している長所以外のところを探して褒める訓練をしているそう。
例えば。。。
「〇〇さんは明るくて楽しい方というのはいつも他の方からうかがっていたのですが、明るいだけではなくて、すごく心配りの行き届いた方ですよね!先ほど席につかれた時にさりげなく書類の位置を直して下さって、それがとても心に残りました。」
のように。
「明るい」というそのままズバリの褒め言葉のあとに、普段他の人が気づかないような褒め言葉をそえ、されにそこに根拠をつけたす。この3ステップです。
褒められた方は、「そんなところに気づいてくれたのか!」と心を開いてくれるとのことでした。
そしてこの褒め方、やはり最初からスムーズに出来たわけではないと。
人に会うたびに一生懸命褒め言葉を探して、褒めて、実践して、そうして身につけた力だとおっしゃっていました。
相手の気づいていないところを褒めて、根拠を添える
究極の「人を動かす」褒め言葉。
相手がいつも言われ慣れていることではなく、意外と思うところに褒めポイントを見つけ、そしてそれにちゃんと根拠をつける。
これをやるためには、好意をもって相手を観察する必要があります。
なかなか出来ることじゃない、でも出来たら最高!というコミュニケーションスキルだなと感じました。
私も、まずは出来るところからスタートしてみようかな。
① 当てずっぽうでもいいから、まずは褒めてみる(〇〇さん、ピアノ上手そうですよね!とか)
それが出来たら
② いつも褒められていそうなことを見抜く
③ それ以外の褒めポイントを探す
④ 意外な褒めポイントで褒める
⑤ それにちゃんと根拠を添える
出来る、出来ないの違いは、やってみた回数の違い。
私もよい学びを得ることが出来ました!
今日はこれから定期検診で通院予定です。
知らない人ではないけれど。。。まずは主治医の先生を褒めてみようかな!
まずは第1歩、頑張ってみます!!
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