ゼロからの起業も、起業してからのステップアップも、必要なのは「商品・サービス」ではなくて「変われる勇気」だったりする

たくさんの起業支援をする中で、いろいろと見えてきたことがあります。

私のクライアントさんたちはこんな方々。

会社員をしながら起業を考えて、でも「やりたいこともない」「起業ネタがない」という方

「やりたいことはあるけど、それをどうマネタイズすれば良いのか、やりたいことで本当に稼げるのか分からない」という起業前後の方

起業はしたものの「やりたいことで起業はしたけれど、望む収入や働き方にたどりつけていない」方

大きく分けるとこの3パターンでしょうか。

ちなみに私は一番最初のパターンで、この3つの中で一番情けない人でした💦

それでもいろいろな人の力を借りながら、望む収入や生活スタイルをなんとか手に入れつつあります。

で、気づいたのですが、私も含めてどのパターンの方々も、必ず乗り越えないとならない壁があります。

それは「何かを得るために何かを手放して、新たな自分に変わる必要がある」ということです。

目次

起業支援の仕事は助産師さんの仕事に似ている

赤ちゃんが産道を通って生まれてくるとき、なんと赤ちゃんには1トンもの圧力がかかっているのだそうです。

産むほうも必死ですが、生まれてくるほうの赤ちゃんも命がけ、必死なんですね。

これを読んでいるあなたは既に「生まれてきた」経験があるわけで、人生最大の試練はこの時にもうくぐりぬけてきたわけです。まぁその記憶はほぼないわけですが(笑)

起業する、あるいは自分自身のオリジナルビジネスを創る、そしてそれを販売する。

この流れの中には、何度も「産みの苦しみ」「生まれる苦しみ」を経験することがあり、そしてまたそこを乗り越えて一歩を進もうとする力に感動することが多々あります。

起業支援て、助産師さんみたいです。

助産師さんは自分で赤ちゃんを産むわけではありません。頑張って産もうとする方と、生まれくる赤ちゃんをサポートするお仕事。

起業も同じ。私がビジネスを創るわけではなく、生み出すのはクライアントさんであり、私はそれを全力でサポートします。生まれたビジネスを育てるのも私ではなくクライアントさん。でもその育成をサポートすることは出来ます。

何かを新たに始めるのって本当に大変なんです。

なぜ大変かというと、「自分が変わらなければならない」から。

そして「新たなことを手に入れる」ためには、「何かを手放さないとならない」から。

温かな胎内を離れて新たな外界に出るときのように、今までの自分(居心地の良い自分)を手放して、傷つくかもしれないことにチャレンジするわけです。

本当に自分に出来るのだろうか

「低単価の商品を数多く売る」というビジネスは個人事業には向かないと思っています。

薄利多売はリソース(お金、人)が豊富な、大企業向けの戦略です。

「安くていいね!」と言われても、望む収入を得るためにはとにかく数を売らなければならず、そうなると集客にかかる時間やコストが莫大なものになってきます。

なので、個人にはお勧めしません。

個人事業としてビジネスをする時、時間や集客に追われずに望む収入を得るというライフスタイルを得るためには、やはり、高単価・高付加価値の商品を作り、高価格であっても「それ、あなたから買いたいです!」と言ってもらえる営業の流れを作る必要があります。

でないと、ひたすら安いものを売って売上があがらず、疲弊していく。。。という負のサイクルになってしまいます。

これを実現するにはやはりコツ、ノウハウがあり、私はこれを提供しています。

高付加価値、高単価であっても、あなたにしか出来ない商品(あなたと全く同じ経験やスキル、個性を持っている人は世の中に誰もいません!)を作ることが出来れば、必然的に競合はいなくなります。

そのノウハウでクライアントさんをサポートしていますが、成功する人しない人、その違いはスキルの高さや能力ではない!って心底思います。

これは100%断言できます!!

では何が違うかというと、「自分に出来るのかな?」という不安に打ち勝てるかどうか、「やってみて失敗したらどうしよう」「失敗して傷つきたくない」という思いに勝てるかどうか、そこが大きな違いだと感じています。

出来ない理由を探して変わらないことを選択する

「こうやったらうまくいきますよ」「チャレンジしてみませんか?」とご案内したときに、頭の中が一気にお花畑になって「わーい、やります💕」を選択する人はほとんどいません(笑)

ほとんどの方は、迷います。

「本当に自分に出来るのかな?」というのが顕在意識での不安

「これやったら、自分、変わってしまうかも。。」これが潜在意識での不安

顕在意識でどんなに「変わりたい」「自分の力で稼ぎたい」と思っていても、人間の脳は「やめておけよ」「新しいことにはリスクが大きいぞ」「今生きていけてるのだから、変わる必要なんかない」とささやきます。

これは本能のお仕事。

「生存すること」が脳(本能)の最優先事項ですから、今「生存していられる」なら、「変わらないほうがいい」「リスクなんてとるな」と本能がつぶやくのです。

この「かわるなよ」「やめておけ」という脳のささやきを受けて、顕在意識は必死で考えます。

「今はお金がないからやめたほうがいいかも」「時間が取れそうもないし」「〇〇もしないとならないし」「やっぱり私にはムリな気がする。。。」・・・

変わるのって本当に怖い。

というか、やったことのないことをやるのは、怖いんです💦

だから自分自身への言い訳をたくさん、たくさん、考えます。

「〇〇だから、今は出来ない」って。

「起業したい」「稼ぎたい」と言いながら、ここで諦めてしまう方をたくさん見てきました。

私はなんでここを踏み出せたのかな。。と考えたのですが、私の場合はネガティブな要因(とにかくもう、会社員ではいたくない)が強烈だったこと、かつ、大黒柱ママなので「稼がないと」がありました。だからこの「あなた商品化起業術」に出会った時、新しいチャレンジは怖かったけれど、ここで諦めるという選択肢はありませんでした。

泣くほど自信がなかったけど、一歩を踏み出した伊沙子さん

伊沙子さん(仮名)は40代の主婦の方。パートとして働きながら、中学1年生の女の子と小学校5年生の男の子を育てているママさんです。

起業したくて頑張る女性が主人公の韓国ドラマを観て、背中を押されたという伊沙子さん。

でもとにかく自分に自信がない方だったのです。

それでも少しずつ少しずつ経験を重ね、「頑張っている起業家さんを応援する仕事がしたい」というところまで、たどりつきました。

が、「私に何が出来るのかわからない」「自分に出来ることなんかない」。。とまた頭の中で堂々めぐり

起業家の支援といっても「起業したての人」を応援したいのか、「起業してバリバリやっている人のステップアップ」を応援したいのか、そこも決められず、また「何がやりたいのかわからない」地獄に落ちてしまったのです。

私が伊沙子さんに勧めたのは、「起業家の支援をしたかったら、とにかくその人たちのお悩みを聞くこと」です。

聞いたお悩みに全て答える必要もないし、まずはどんな人がどんなことに悩んでいるか聞くことが先。

20人のお悩みを聞いてみましょう

とお伝えしたところ、「でも〇〇もやりたいから、これが本当にやりたいことか分からないし・・」「自分に出来ることなんかないし…」とまた止まってしまいました。

「お悩み聞くだけですよ」「その場で解決するわけじゃないんですよ」「まずはどんな人にどんな悩みがあるか聞くだけですよ」とお伝えしても、とにかく動くの怖いという感じで伊沙子さんは泣き出してしまいました。

でも伊沙子さん、ここでめげなかったのです。泣きながらでも「絶対に起業したい」という思いを確かめ、このセッションが終わった後すぐにスタートのあるコミュニティに参加しました。

パーソナルカラーやカラーコーディネートを主軸に起業したい、あるいは起業している人が集まるコミュニティだそうなのですが、そこで伊沙子さん「今日はみなさんの悩みを聞かせてください!」とお願いしました。

そこから3時間。参加している方々が、今持っている課題、悩みをどんどんシェアしてくれたのだそうです。

バリバリやれていそうな人にも、これから立上げの人にも、みんなそれぞれに悩みがあること」や

悩んでいるのは自分だけではない」ということに気づけたそうです。

そしてお悩みを聞く中で、「起業したけれどなかなか稼げていない」人の応援をしたいという思いに改めて気づかれたそうです。

「悩みを聞く」ことですら怖かった伊沙子さんですが、本当によくその怖さを乗り越えられたと思います。

伊沙子さんにおススメした「変わる」「稼ぐ」第1ステップとは

伊沙子さんがずっと悩んでいるのは「自分には何もできない」という思い。

であれば、まずは「助けたい人」の悩みが解決できる商品・サービスを、「そのサービスを提供している人につないでご紹介料を頂く」ということからスタートしてはどうですか?とおススメしました。

伊沙子さん自身が何かサービスを提供するわけではなく、自分が良いと思うものをおススメするだけなので、ハードルはかなり下がります。

かつ、自分で人に会って悩みを聞くという、もっとも重要なステップをたくさん経験することが出来ます。

その中で、自分でできることを見つけていって、オリジナルビジネスを創りたければ創ればよいし、コミュニティを作って人を集め、そこに商品・サービスを提供したい人を集めるビジネスを創るといったことも可能です。

伊沙子さん自身が何かを提供したり、特別なことをする必要はないのです。

でもまずは、「変わる」怖さを克服して動いてみないと何も始まらない。

その一歩が出せるかどうか。

伊沙子さんは、ちゃんと一歩を踏み出しました!!

起業は自分との闘いでもある

会社員時代はなんだかんだ言って、毎月お給料がもらえました。

起業するとすべては自分次第。

そして、変わり続けることが重要です。

まぁよくいうととても刺激的(笑)

悪くいうと。。なんだろう。。しんどいって思う人もいるかもしれないですね。

でも正直言うと、経験を重ねるにつれて、起業して年月が経つにつれて、私はどんどんラクになってきています。

メンターさんやコーチングの方の力を借りたり、本を読んだり、ワークをしたり、そんなことを重ねながらいろいろな壁をひとつひとつ乗り越えてきました。

自分が成長していることの実感が持ちやすいのは、会社員より起業家のほうだと思います。

「怖さ」と闘ってそれに打ち勝った時、人は変わることが出来ます。

変わることが出来る人は強いです!

普段はオチャラケている私ですが、伊沙子さんのことを見て、改めて「変わる」ことについて考えさせられました。

クライアントさんが一歩を踏み出したその瞬間に立ち会えること。

これ、起業支援のお仕事の醍醐味です。

これを読んでくださっているあなたも、是非一緒に一歩を踏み出しませんか?

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