セミナーに来て頂いたり、あるいはどなたからご紹介頂いたりして、私のサービスに興味を持った方とお話する機会が数多くあります。
お悩みを聞き、どんな未来が欲しいのかをうかがい、もしその方が本当に聞きたいのであれば、「あなた商品化」の説明をさせて頂きます。
もともと何かしらの興味や関心があって、時間を割いてくださっている方なので「何かやりたい」「興味はある」という方がほとんどなのですが、その中でも当然、お申込みに至る方と、そうでない方がいます。もちろん人それぞれにタイミングや相性があるので、ご縁がない方がいるのも当然のこと。
ただ、本当はやってみたいのに、最後の最後で躊躇されてとても悩まれる方がいます。こうした方には「大丈夫!できますよ!!」とそっと背中を押すのも私の役割なのかなと思っています。
ドリームキラーが活躍している場合
ドリームキラーという言葉を聞いたことはありますか?
直訳すると「夢の殺し屋(笑)」。なんとも恐ろしい名前です。
ドリームキラーとは、あなたが何かやりたいと思ったとき、それをつぶしにかかる人や環境のことを言います。
例えば、「起業なんて大変なだけで絶対ムリだよ。」と言ってくる周りの人。言ってくる本人は起業しようとした経験すらないのに、なぜか「ムリ」と言ってきます。経験したことがあるならまだしも、不思議と言えば不思議ですよね。
こうした方は「自分もやってみたいけれど怖くて出来ない。なのに誰かがやるのは許せない。」という感情があったり、あるいは本当に「世の中の常識」と言われるものを疑うことなく信じきっていて、心からあなたを心配している人だったりします。
周りからいろいろと言われると、確かに心惑ってしまいますよね。
ただ、こうした周囲の声は、正直、環境を変えるだけで問題解決出来たりします。
例えば起業コミュニティに入って、同じような志を持つ人たちの交流を深めるとか。そうした中で、「自分の常識」は実は「常識」ではなかったことに気づけたり、成功している人の姿をみて「自分も!」と思えたり、そんなふうに気持ちも変化していきます。
でも、実は一番強いラスボス的なドリームキラーは、他人ではないのです。これが実はやっかい!
最強のラスボスのドリームキラーが誰かというと、それは自分。正確に言うと、あなたの「脳」です。
もともと脳は「いかに自分を生き延びさせるか」が重要なミッション。その脳からすると、今命に危険がない状態であれば、それを変えて万一のことがあっては大変!!ということで、とにかく変化を恐れるように出来ているらしいのです。
あなたの脳にとっては、あなたがモヤモヤしてようが関係ない。とにかく生きてさえいればいいのです!(笑)それが脳のミッションですから、やつは「変えるな!そのままでいろ!それが安全!!」とあなたを口説き始めます。
あなたが何か始めようというとき、必ずと言ってほど頭に浮かぶ「やめておけ」の言葉。これはもう本能なので仕方ない。あなたが悪いわけではないのです。
でも、これは「脳の仕業」「脳の仕事」と知っていると知らないでいるのは大違い。
もし何か新しいことにチャレンジしようとしていて、それでもためらいが生じてしまっている時、「今、もしかしたら私のドリームキラーががささやいているかも」そんな目も持って、1度心の中をのぞいてみてください。
自分を信じきれない場合
ご本人も本当はチャレンジしてみたいと思っている。そして旦那様も「やってみれば」と言ってくれる。だけど、どうしても踏ん切りがつかない。。。先日お会いした方はそんな方でした。
専門スキルがないので不安です。
→ 稼ぐ力と専門性は別。お客様の課題が分かっていてその解決手段を提供できれば、それはビジネスになります。
子供がいるので時間が取りにくいんです。
→ 保育園に預けられる時からスタートを予定されていて、そこはクリアなはず。でもご不安な様子。
月に数万くらい稼げればいいだけなんで、大きなことはしたくないんです。
→ 30万円のサービスをつくって、数か月に1人お客様を獲得するペースで行けば、時間的にも気持ち的にゆとりをもって、もとても豊かに働けますよ。
回答やアドバイスは出来ますが、彼女が求めているのは正解やアドバイスではないことに気づいていました。
私もそうなのですが、人間、「やれない」または「やらない」理由を考えるとき、めちゃめちゃたくさんのアイデアが出てきたりします(笑)。「私ってこんなにクリエイティブだったかしら?」と思うほどに(^^)/
彼女とお話していて、最初は「ドリームキラー」が働いているのかなと思いました。でもどうやらそれだけではなさそうです。やりたいのに、どうしても最後の1歩が踏み出せない!ご本人もそれに気づきながら、どうしていいのか分からない。。そんなふうに見えました。
彼女の想いをひとつひとつ聞いていくうちに見えたこと、それは「お金をかけてチャレンジしても、自分は結果を出せないのではないか」「自分にこのお金をかける価値はあるんだろうか」・・・そんな気持ちでした。
彼女は大学で専門知識を学び、作業療法士として数々の患者さんを救ってきた方です。結婚して子供が出来て退職し、そこからは子育てを頑張ってきました。今も「何かやりたい」という思いを胸に、いろいろなチャレンジもしています。とても頑張り屋の、すごく素敵な女性です。
私から見たら作業療法士の知識経験はめちゃめちゃ貴重ですし、子育てをしながら頑張ってきた経験も含めて、ビジネスのネタの宝庫のような人に見えます。でも、ご本人にはなかなかその実感が持てないのです。本当に本当に、経験も、貢献の心も、素晴らしい方なのに、もったいない!
「私はあなたには出来ると思っているし、あなたの旦那様も”あなたなら出来る”と信じているからOKを出して応援してくれている。あとはあなた自身が、”自分にも出来る”と思えるかどうか。あるいは自分で”自分には投資する価値がある”と思えるかどうか。私に出来ることは”あなたには出来ると、私は信じている”とお伝えすることくらいです。」
私はそんな話をさせて頂きました。
考えこんだ彼女がふっと顔をあげて言ってくれました。
「やります。チャレンジします。やってみたいです。」と。
自分に自分で許可を出す・・・
この難しいチャレンジを、彼女は今、この瞬間、やってのけたのです。
その彼女の決断に応えるために、私も全力で彼女を応援したいと思いました。
そのままの自分を1ミリも変えずに、ありのままの自分で、人を助けるビジネスを創る。そして稼ぐ力をつけることで自分の生き方を自分で選べる女性を増やす。
これが私のミッションです。私がお手伝いしたのは、まさに彼女のような方。
これからもこういう女性を増やしていきたい。。。心からそう思った夜でした。
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