4月に乳がんが判明してから約3カ月。
乳がん患者さんが多くて予約が入れられず、手術までだいぶ間があきました。
乳がんはもともとそれほど進行がはやいガンではないそうなのと、私のガンのタイプものんびり屋さんということでこの時期になりました。(服薬は始めてます)
でもまだまだ先だと思っていたら、結構あっという間ですね。
今の心境
手術自体には怖いとか、不安というのはあまりありません。
人生初の全身麻酔+人工呼吸器装着。麻酔で眠らされているので手術自体は痛いこともないでしょうし、起きたら終わってた、みたいな感じらしいです。
ただ、喉に器具を通して人工呼吸器につながれるので喉が傷ついてその後咳が出て傷が痛んだり、その他当然手術後の傷は痛みそうですよね。痛いときは遠慮せずに看護師さんに言ってくださいとのことなので、我慢せずに過ごそうと思います。
手術後もですが、手術前日の注射がものすごく痛いのだそうです。
これはリンパ節への転移がないか確認するために行う、センチネルリンパ生研と呼ばれる検査のための注射です。
「センチネル」とは日本語で「見張り番」という意味だそうです。リンパ節に転移する場合、必ずまずこのセンチネルリンパ節に転移し、そこから通常のリンパ節に拡がるのだそうです。
なので、もしこのセンチネルリンパ節に転移がなければその先のリンパ節に転移はないということになり、無駄なリンパ節切除をする必要がなくなります。
ただしどの部分がセンチネルリンパなのかは通常では見分けがつかないんだとか。で、手術前日に少量のアイソトープを注射しセンチネルリンパに目印をつける作業が必要となります。
この注射が激痛なんだとか。乳頭そばにブスリといくそうで、悲鳴を上げる人も多いとか。
「麻酔しないんですか?」と聞いたのですが、「場所的に麻酔の注射そのものが痛いので、だったら痛いのは1回でいいか、ということで麻酔はしません!」との答えでした。
聞くだけで痛そうですよね~。これにちょっとビビっています。
あとはもういろいろと準備をするだけして、なるようにしかならん!と思って過ごしています。
お仕事への影響
入院が約2週間。退院直後もどれくらい元気なのか分からないので、お仕事は控えめにしています。
今集客しても仕方ないのでそちらはお休み。
クライアントさんへのセッションは、この入院期間中とその後5日間程度はお休みをいただく予定です。
このお休み期間については本当に申し訳ない。ですがクライアントさんには本当に恵まれており、ご理解を頂きました。遠く九州から「そろそろ入院ですよね!」と電話して下さったクライアントさんもいたりして、本当に嬉しく、ありがたいです。
またお仕事仲間にも恵まれており、不在期間中のサポート(ワークを進めるうえで出てきた質問やコメント等への回答)についても、仲間が代わりに対応してくれる予定です。
個人事業主の弱点は通常、こうした仲間がいないこと。会社員であれば誰かがカバーしてくれますが、なかなかその仕組みがありません。私の場合、同じメンターさんについている仲間がカバーしてくれる予定で、本当に恵まれているなぁと思います。
幸い病院にはwifi もあり、かつPC持ち込みOKなので対応可能なのかもしれないですが、その元気があるのかどうか不明。。。無理をして動くよりはこの間は治療に専念、静養期間と割り切るしかないのかなと思っています。
ただ、会社員時代の「仕事」の概念と違って、今の私にはクライアントさんとのセッションもセミナーも、仕事なんだか遊びなんだか区分が不明確。楽しいからやってる的な感じなので、休んでいる間に寂しくなってしまうかもしれません。
このブログも入院中はお休み。。になるか、書ければ書くか。タイピングって傷が痛むのかな???などと考えています。
退院後の生活(温泉、どうしよう。。)
私の趣味の一つは温泉。市内のスーパー銭湯に行くのも大好きで、サウナに入って水風呂に入ってリフレッシュしています。
乳房を全摘する予定なので、人の目がどうしても気になってしまいます。温泉に行く楽しみがどうなるか、そこはものすごく気になっていました。
人は自分が気にするほど人の胸なんか見ていないはずなのですが、それでも本人はすごく気になります。
今日は手術前の最後の楽しみ!と思って市内のスーパー銭湯に行ってきました。
そして、はじめて「バスタイムカバー」と言われる、傷口を隠すベストのようなものを着ている方を見かけました!
このカバーの存在は知っていたのですが、今までそれを身に着けた方を見かけたことはなく、それ自体が目立つのでいやだと思っていました。着ている人を誰も見たことがなかったので、抵抗がありました。
でも、今日お見かけした方は本当に堂々と身に着けられ、スマートにお風呂に入っていました。
そうか、自分次第なんだ!とものすごく感動しました。
私もこれつけてお湯に入ろうかな。もしかしたらその姿を見て、誰かを勇気づけられるのかもしれないと思いました。
そして、一緒に行っていた友達は、そのカバーの方に気づいてもいませんでした。
気にしているのは自分だけ。他の人はそれくらい気にしていないんだ。。ということにも気づかされました。退院後の生活に、お風呂でのリラックスタイムに、ちょっと希望が持てた出来事でした。
まな板の上の鯉
日本の女性は9人に1人が乳がんにかかる時代。
私だけが特別というわけではないんですよね。
気づけば周りにも乳がん経験者が何人もいらっしゃって、いろいろなアドバイスを頂きました。応援メッセージも頂きました。
こうなったらもう、まな板の上の鯉です。なるようにしかならん!
2週間も家を離れるなんて滅多にない。仕事をここまでセーブした経験もなし。
2週間、たっぷりとお休みして自分をいたわって、英気を養おうと思います!!
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