自分の名前ではじめて頂いた1万円:私の場合

前回前々回と、起業のネタ探しやきっかけについて書いてみました。

月給や時間給といった、時間の切り売りでしかお金を頂いたことのない私が初めて自分の名前で頂いた金額は、1万円です。

2週間に1度2時間ずつ、月で言うと計4時間のサポートの時間を設けることで頂いたモニター料金(月額)が1万円でした。

現金で頂いたお金だったら、額に入れて飾っておいたかもしれません!

が、Paypay払いだったので、残念ながらお札の重みを感じることはできませんでした(笑)

それでも私にとってはとてもとても大きな1万円でした。

今日はそのファーストキャッシュ&モニター探しについて書こうと思います。

目次

じゅんじゅんには「たまたま」モニターさんがいたからいいですよね

起業の経緯をお話する中で、「じゅんじゅんにはたまたまモニターさんがいたから」と言われたことがあります。

正直、「はい?」って思いました😪

誰にとってもお金は貴重です。実績もない人に月1万円払ってもOKという人が、「たまたま」見つかるわけがないっ!ですよね。

こちらから勇気をもってお願いしない限り、誰も有料モニターとしてお金を払ってくれることはありません。つまり、例え低額であっても、有料モニターを見つけることはお客様を見つけることです。

そして、起業の第1歩はお客様を見つけることからスタートします。

お客様を見つけることが出来ない人は、時間の切り売りをするしかありません。

厳しい言い方をすると、最初の1万円を頂く勇気がなければ、10万円、30万円といった金額を稼ぐことはできません。当たり前のようですが、これに気づいていない方がいらっしゃいます。

でもこれを逆に言うと、最初の1万円を頂くことが出来れば、あとは少しずつその金額をあげていけばいいだけ!ファーストキャッシュを頂くことが出来れば、最初の大きな壁を乗り越えた!と言えるかと思います。

私の場合:ファーストキャッシュは起業塾同期から

頼まれもしないのに起業塾同期のサポートをしていたことは前回書きました。

起業塾の期間(8か月くらい??)を経て、私のビジネス(マーケティング)スキルについては信頼してくれていたのだと思います。

でも何か困ったときにちょこっと聞く(もちろん無料で)ことと、定期的にお金を払ってアドバイスを受けるのでは事情が全く異なります。

あなた商品化起業術開発者であるメンターさんから「じゅんじゅんさん、お金をもらわなくてもついやってしまうこと。そしてそれで仲間の方が成果を出しておられるなら、それこそがじゅんじゅんさんの起業ネタじゃないですか。ちゃんとお金を頂いて、ビジネスとしてやってみましょう。」と言われた時にはとても戸惑いました。

仲間のサポートと言っても、自分からするとごく当たり前のことを言っていただけだったからです。

仲間の発信物(ブログやYouTube)について「ちょっと見てみて」と頼まれて手直しすることも、長年会社でずっとやってきたことでしたし、「ターゲットをもうちょっと絞ったほうが伝わるのでは?」みたいな助言も、これも自分の中ではあまりに当たり前のことでした。

あまりに当たり前すぎて、それに価値があるなんて全く思っていなかったのです。

それに「お金を頂く価値がある」と伝えてくれたのは、メンターさんでした。

「誰もが長嶋やイチローに野球を教わりたいわけではない。ちょっと先ゆく先輩に丁寧に教えてもらったほうが、スーパースターに教えてもらうより良いというニーズだってある。」

「お金を頂いてすることと、無料ですることは全く違う。お金を払う、もらうこととなればお互いに真剣度が違う。まずそれを味わってみましょう。」

「やってみて楽しいか、楽しくないか、味わうことが大切。楽しくなかったらやめればいい。でもやってみない限り、楽しいか、楽しくないか分からない。」

「5000円でも1万円でもいいから、お金を頂いてサポートするということをやってみてください。」

そう言われた私はビビりました。とにかくもうメンターさんについていこうと決めていたので、言われたことはやろうと思っていました。でも、仲の良い同期に「お金ください。」というのはぶっちゃけハードルが高いっ!!

悩みました。

でもやるしかないよね、とも思っていました。

そこで、仲の良かった同期の方に「相談がある」と話を聞いてもらったのです。

思っていることをすべて伝えて許可を得る(受注する)

こんなことをお伝えしました。

・今やっていることで起業したいと思っている

・メンターさんからはちゃんとお金をもらってサポートしてみるよう言われている

・でも自分としては怖い

・何が怖いかというと、これ(お金のやりとり)が原因であなたとの人間関係が壊れてしまうこと。私にとっては起業より、お金より、あなたとの人間関係のほうが大切

・でも「お金を頂いてサポートする」ということをきちんとやってみたい

・だから金額や期間は相談のうえで決めることにして、万一人間関係が壊れそうになったら、即中止したいと思っている

・サポートさせてもらう以上、全力でやるし全力であなたのビジネスをサポートする

そんな有料モニターに協力してもらえないか

思っていたことをすべて伝えました。

その方も当時は起業したて。お金がなく、意に染まないアルバイトをすることも考えていた時期です。そんな中で毎月1万円払うというのは、彼女にとっても大きな決断だったはずです。

彼女は3日間考え、そして「Yes」と言ってくれました。

その方こそ、私の第1号のお客様となってくださった、フォトグラファーの真岡そらさんです。

私は、真岡さんから「ファーストキャッシュ」の1万円を頂いたのでした。

すべてはその1万円から始まった

それから毎月、月に2回、2時間ずつ、私と真岡さんのセッションが始まりました。

実はこの少し後、私は無料モニターにもチャレンジしています。

相手の方のサービスを無料で受ける代わりに、私のサービスも無料で提供するというバーターでのチャレンジです。

が、正直に言うと、これはあまり成果が出ませんでした。

無料の場合、やはりお互いに甘えが出ます。

1万円でもお金を払って入れば、ある意味「元を取る!」という意識が働きクライアントさんも頑張るしこちらも頑張りますが、無料はそれがありません。

無料モニターは成果が出ず、クライアントさんにとっても、私にとってももの足りない結果となりました。

有料モニターを取るということの意味と必要性が、この経験を経て、しっくりと肚落ちしたのでした。

勇気を出してファーストキャッシュを得る

たとえ1万円であっても、それを頂くということは「営業する」ことに他なりません。

自分自身に価値を見出してもらってお金を頂くという「起業の第1歩」はここから始まります。

乗り越えてしまえば何ということもない壁ですが、乗り越える前はとても高いハードルに思えてしまうと思います。

でもそれにチャレンジするかしないかで、起業できるか出来ないか、人生が変わってきます。

赤の他人に有料モニターをお願いするのは勇気がいるもの。

なので、起業塾や起業コミュニティなどに入り、お互いに応援しあう仲間を作ってみてください。そんな仲間にモニターになってもらえば、「お互い様」で有料モニター依頼のハードルはかなり下がります。

私も、今でもいくつかの起業コミュニティに入っています。

これから起業準備される方は、仲間の力を借りながら、勇気をだして是非有料モニター獲得にチャレンジしてみてください😄

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