税制や社会保障制度を見ると、政府が国民にどういう生き方(働き方)を勧めているか良く分かります。
会社員の保証の手厚いこと!病気になっても、失業しても、それまでちゃんと雇用保険を収めていればしっかり保障があります。
配偶者は「扶養家族」となれば、年金を納めなくても将来年金がもらえるという好待遇。
そうそう。私が就職した頃は、「企業(大企業、一流企業)に就職出来たら一生安泰」みたいな価値感でした。政府も、税制や社会保障でそれを勧めている(会社員のほうが有利)感じですし。
それに比べてフリーランス、自営業の保証の少なさよ( ;∀;)
・・・と思っていたら、雑誌に「会社員リスクに備えよう!」という言葉が載っていて驚きました。
会社員リスクとは
実は見出しだけ見て本文は読んでいないので(すみません💦)、この雑誌が言う「会社員リスク」が具体的に何を指しているのかは分かりません。
でもこの「会社員リスク」という言葉に、ビビッと共感してしまいました。
フリーランスと会社員。
会社員のほうがよほど安定しているように見えるのですが、実は意外とそうじゃないのかも?というのが私の最近の気づきです。
30代くらいまでは転職も容易なので、会社員がリスクというのはピンとこないかも。
でも中高年以降になると、この「会社員リスク」という言葉がじわっと身に染みる気がします。
例えば45歳の会社員。一般職。
この年代の一般職の方が転職しようとしてもなかなか難しいです。
一般職ということは、管理職の下で働く人ということ。転職(しようと応募した)先の企業の管理職がこの方より年下だった場合、よほどのことがない限り、あえて「年上の部下」を採用することはほとんどありません。
仮に管理職のほうが年上でも、「経験を積んで頑固な(これも偏見ですが)ミドルエイジより、若いくて柔軟な(ホントか?)人を育てたい」というニーズは強く、「経験者」を求めていても30代くらいまでと考えている企業が多いように思います。
45歳、一般職。そんな方がお勤めの企業がもし倒産したら?あるいは人員整理が行われたら?
そんな急な変化がなかったとしても、会社にいる限り、望まない異動やパワハラまがいの上司(同僚)にあたることもありえます。
でも転職が厳しかったら、会社を辞めるなんて簡単には出来ません!家計を担っていたらなおさら。
少なくとも私はそうでした。パワハラにあっても、大黒柱ママだった私は会社を辞めることが出来ず、必死でしがみつこうと思っていました。
これまで会社員は「安定して」いただけに、そんな急な変化に対応できるようなスキルを身につけて働いてきた中高年は多くないはずです。
会社の中での力関係や、会社でしか通用しないスキルに長けていても、それだけでは生き残れない時代がすぐそこまで来ています。
若い頃は「今は安い給料でこき使われても、年齢があがれば給料もあがる!」と頑張ってきたのに、気づけばミドルエイジ。給料はあがらず、「使えない中高年がいるから若手が迷惑してるんだよ」とでも言いたげなご時世。
私の年代からすると「なんだよ、それ!!」と言いたいところなのですが、それをどんなに叫んでも多分誰も聞いてくれないんですよね。。。
梯子を外された中高年会社員は、これからどうしたらいいのでしょうか。
フリーランス(個人事業主)は本当にリスキーか
個人事業主の働き方ですが、もちろんリスキーじゃないとは言いません。
2017年の中小企業白書によると、起業後の企業生存率は、起業から1年で95.3%、2年で91.5%、3年で88.1%、4年で84.8%、5年で81.7%とされています。
5年後には5社に1社が廃業している計算ですね。
会社を興した人はした人はどうしたのかなー。会社員に戻ったのかな。それとも別の事業を始めたのかな。
そしてここに勤めていた人は。。もしかすると、1番リスキーなのはこの層かもしれません。
起業してみて思うのは、もしダメでも次があると思える(なんとか自分は稼いで行けるという実感がある)ってこと。
会社員は転職が厳しかったら次が本当にない。。という気持ちになりますが、1回自分でビジネスをしてみると「なるほどね。」「なんとかなるわ。」と感じられます。
もしあなたが大企業におつとめであれば、恐らくもっともっと高確率で会社は生存していることでしょう。
でも、リストラにあったら?事業再編があったら?パワハラにあったら?
このリスクは「5年で20%」よりも高いかもしれません。
その時に「次が無いから会社にしがみつかないと」と思うのと、「今回だめでも自分はなんとか稼げるわ」と思っているのでは大きな違いがあります。
個人事業主の人脈、恐るべし
それほど熱心ではないのですが、私もビジネス交流会に行って、知り合いを増やしています。
会社員の頃は知らなかったけど、世の中にはこんなにいろいろな仕事があるんだ・・!とびっくりしました。
そして、会社員の頃には知り合うこともなかった人とたくさん出会いました。
・不動産関係
・保険屋さん
・弁護士さん
・介護関係
・ヨガ講師などのフィジカル系
・整体などの施術系
・食の専門家
・引っ越し屋さん・・・etc
何か困りごとがあったら、恐らくすべての分野であてにできる人がいます。
仮に今いなくても、「こういう人を探しているだけど、誰か紹介してくれない?」のひとことで、信頼のおけるその道のプロを見つけることが出来ます。
これってすごくないですか?!
人脈って人生の保険だなぁ・・としみじみ感じます。
人生の保険をもうひとつ
改めてですが、
「会社に何かあったら、どうやって生きていけばいいんだろう。」と思いつつ生きるのと、「私は自力で稼げるから大丈夫!」と思えるのでは大違い。
「自分はどこに行っても大丈夫」。その自信がつくことこそ、1番の保険ではないかと思うのです。
その自信があったら、過去の私のように「お金のために」心を殺して会社にしがみつく必要はないのです。
「稼ぐ力をつけることで人生を選べる人を増やす」こと。そして「好きなことで稼いでワクワクしている大人を増やす」こと。
それが私の人生の目標です!
「会社員リスク」という言葉にビビッと来たら、是非1度セミナーにお越しください(^^)/
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