88歳父:事故る!倒れる!これからどうなる?

今日はプライベートのお話。

母は震災のすぐあと、2011年3月にこの世を去り、父は茨城の実家でずっと一人暮らしを続けていました。

とにかく田舎で何もないところ。最寄りのコンビニまで1キロ以上、病院もスーパーも数キロ離れています。最寄り駅までが6キロくらいでしょうか。なので車がないと生活が出来ません。

父はこの1月で88歳になり、耳も遠くなりましたがなんとかひとり暮らしを続けていました。

さすがにクルマの運転が心配で何度も話をしたのですが、免許の更新も難なく出来てしまい、本人は自信満々なのです。

「万一、小学生の列にでもつっこんだりしたら大変なことになるよ。」と言っても、「そんな時間には乗らないから大丈夫だ。」と。いやいや、ポイントはそこじゃないんですけど。。。💦

目次

父、とうとう事故る

父は糖尿と、胆管炎の持病を持っています。昨年の夏、体調を崩して緊急入院し、胆のうに石があることが分かりました。胆のう自体取ることを考えたのですが、高齢のため外科の先生よりOKが出ず、様子を見ることに。

その後何度も、胆嚢炎で熱を出し、緊急搬送されることとなります。

そのたびに仕事の予定をずらし、2-3時間かけて実家に帰り、入院の手続きや退院の手続きをし。。と、ここ1年くらいは何度も急な呼出しとなり、仕事にも支障が出るような状況でした。

そして今年(2023年)のゴールデンウィーク。警察と消防から電話があり、父が事故を起こしてまたもや救急搬送されたことを知ります。

どうやら低血糖で意識障害を起こし、道が分からなくなり、休耕田につっこんだらしいのです。アクセルを踏みっぱなしだったのかエンジンが熱を持ち、下草が燃え、煙を見た人から消防に通報があった。。ということのようでした。

またまた慌てて救急搬送先にかけつけ、病院で5時間以上を過ごし、その間に警察や消防とやり取りをし。。。

結局父は血糖値を上げるだけで済み、その日は点滴だけで帰されました。

警察や消防の事情聴取、保険屋さんとのやりとりも本人だけではもうままならず、こちらで対応するしかありません。

そんな状態でもまだ、父は車を廃車にすることを拒否し、「車がないと生活できないから、車はレッカーされたところから家に戻すように言ってくれ」と言い張ります。

幸いなことに今回は人も轢かずに済みましたが、次はどうなるか分かりません。また消防からは「真冬で草が乾燥していたら、お父さんは恐らく焼死してましたよ。」とも言われています。

それでも本人は「低血糖さえ起こさなければ大丈夫なんだよ。」と言い張って聞きません。。。

いったいこれはどうしたものか。。。と思っていたら、レッカーされた修理工場から連絡があり、「車はもう修理不可能なので、廃車しかありません。」とのこと。

さすがに父は「新しい車を買う」とは言いださず、運転は諦めてくれました。

人も轢かず、父自身も怪我をすることなく、運転をあきらめざるを得ないシチュエーションになったこと、本当に不幸中の幸いでした。

父、電動自転車に乗ると言い張る

最寄りのコンビニまで1キロ以上ある実家では、本当にアシがないと何もできません。

父の日々の食事をネットスーパーで賄うことも考えましたが、田舎すぎてほとんどのスーパーが宅配配達区域外。

ようやく見つけたところは、お弁当やパンの配達がありません。それでも野菜や冷凍食品などをとりあえず注文し、配達してもらうことにしました。

車がない父のために、お年寄りが乗る電動カートのレンタルを考えたのですが、それも「年より臭い」と拒否。

電動自転車を買うと言い始めました。

お父さん、歩くのもよちよちだし、自転車になんてもう乗れないよね。。。転んだらアウトだし、電動自転車って重くて起こすことも出来ないはず。

実家は高台にあり、急な坂を上らないとなりません。電動自転車でも坂道はやはり大変。本人は自分は大丈夫と言い張り、「もし上がれなくても、誰かに押してもらう。」と言い張ります。

いやいや、このド田舎。ほとんど人通りもないのに、誰か来るまで、ひたすら毎回待つおつもりでしょうか、お父さん。。。?

本人はまだ一人暮らしを続けるつもりでしたが、まずは地域包括センターに相談をし、状況の説明をしました。そして、取り急ぎ、入れそうな施設を探してもらうことにしました。

そしてGW明けの翌週土曜日、また実家に戻り、とにかくまずは空きがあった施設に見学に行くことにします。「とりあえず見ておけば安心だから。」と、見学については父も了承してくれました。

生野菜は冷凍庫に、冷凍食品は野菜室に。。。

施設見学のために実家に帰ってみると、ネットスーパーで頼んだ食品ももう全く食べられない状態に。

サラダは冷凍庫でカチカチになり、取り出して溶かすとぐじゅぐじゅに。

冷凍食品は野菜室に入れられ、すべて溶けていて危なくて食べられない。

運転が出来て買物に行けていた時には、スーパーやコンビニで食べたいものを買ってきてそれなりに暮らしていたのですが、ネットスーパーで買い物をしても一人暮らしは本当にムリだということが分かりました。

それをどう説得するか。。。

悩みつつ、まずは明るく元気に施設見学へ。

見学に行った施設、特に1件目に見たところは雰囲気も良く、そして外出も自由。スーパーも目の前にあり、父も歩いて買物に行けそうです。

やはり「自分で外出して好きなものを買える」というのは父にとっても重要で、そこは譲れないポイントでした。

2件目はひとりでの外出が一切禁止とのこと。

「入るとしたら、1件目が良さそうだね」という話をして帰宅しました。

父も施設を見て安心したのか、入居に少し前向きに。

「入るのは構わないけど、いろいろ挨拶とか片付けもあるから、1カ月後くらいに」とのことで、”こやつ、とりあえず先送りしたな”と思いつつ、OKが出たことに本当にほっとしました。

午前3時、父倒れる

その夜の明け方近く、父の部屋で大きな音と叫び声が聞こえ、飛んでいくと父が倒れていました。

そもそも筋力が弱く、1度倒れると自力で立ち上がることが出来ません。

こうした場合に備えて緊急通報のボタンをいつも身につけているようにしていたのですが、ボタンはしっかりベッドの上。そして本人はうつ伏せから動くことも出来ずにいます。

熱もあるようで言うこともおかしい状態。

70キロ以上もある男性を、床から抱え上げて起こすのは至難の業です。

それでも何とか抱えて立ち上がらせ、嘔吐もしていたので着替えさせ、ベッドに連れて行きました。

低血糖の恐れもあるので冷蔵庫にあったオレンジジュースをとりあえず飲ませ、いったん寝せました。

朝起きると熱は37度台まで下がっていました。

が、やはり様子がおかしい。低血糖を疑って食事をさせようとしますが、普段自分で打っているインシュリンを打つことすらできません。

この場合、食事して血糖値が上がることより低血糖のほうが怖いので、まずは食べ物を口にしてもらいました。

そして改めてベッドに寝かせたのですが。。。

台所を片付けて庭に出たその一瞬、トイレに起きた父はトイレから動けなくなってしまいました。

声をかけても動こうとせず、「お父さん、戻るよ」と言っても「はい、はい」と言いながら、何度も水を流したりタンクの蓋を持ち上げようとしたり。引っ張っても動こうとしません。熱もあがっており、言うこともおかしくなってきました。

もはや私の手には負えない。。と、救急車を呼ぶことにしました。

自宅から車で50分の救急病院へ

父は熱を出していたため、発熱患者を受けて入れてくれる病院を探すことに。

いつも行っていた最寄りの病院は満床で断られ、その後の2-3の病院も断られるという状況でした。

遠方ではあったものの、隣の市に受け入れてくれる病院が見つかり、父は搬送されました。

私も車で追いかけます。

救急搬送された患者は診察、検査、検査結果を待って、入院なのか帰宅なのか決まります。

それまでの時間が長い。。。

10時ごろ運ばれて、「このまま入院して頂きます」と言われたのが午後3時を過ぎた頃でした。

診断結果は急性胆管炎。

入院時の父はベッドの上に横たわり、朦朧としている状態。

日にちを聞いても「9月かな。3月かな。(いえいえ、正解は5月!)」

「ここがどこか分かりますか?」という問いかけには「はい、分かります。」

「どこですか?」

「えーっと、それは、ほら。。。」。。ほら、ってなんだよ。

そしてまた目をつむる。そして回答なし。

なんか、マジやばいんですけど。。。

救急病院に運ばれたのが日曜日だっため入院手続きは出来ず、またその翌日月曜日、仕事の予定をすべてキャンセルし、また3時間かけて病院まで行くこととなりました。

退院まで2-3週間という話を聞いて、いったん帰宅したものの。。。そこからがまた不安な状況が続きます。

このままの状態だったら、いったいどうなる?!どしたらいいのー!!

次回は入院中の状況と、退院後の「それから」を書こうと思います。

ついこの間まで一人暮らしで元気でいた人が体調を崩すと、高齢者はこんなに急激に弱ってしまうんだ。。。とか、病院によってこんなに対応が違うのね?!とか気づいたことがいっぱい。

こんな私の体験ですが、少しでも誰かのお役に立てればということで、この続きも書いていこうと思います。

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