「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない」
と言ったのは、あの有名な物理学者アインシュタインです。
「自分にとっての当たり前(常識)は、他人の当たり前(常識)ではない」ことに気づくのがオトナになるってことなのかな?なんてことを、最近考えたりしています。
世の中には結構「???」と思う「常識」があふれています。起業ノウハウも同様です。
・起業したら情報発信!SNS発信はしなければならない!
いやいや、そんなことないって。
私SNSやってないけど、ちゃんと1000万円以上稼げてるし。
・集客はとにかく数!
これも違いますよね。買ってくれない名簿を10,000人集めたところで売上はゼロですよ。
でもなにより。1番ヤバイ起業の常識はこれだと思うんです。
何かというと「ターゲット設定」の常識です!
商品創りが先か、ターゲット設定が先か
「起業します~!」「副業始めます~!」を考えた時に真っ先に浮かぶのが、「で、何を売るの?」ではないでしょうか?
・コーチングで救われたから、私もコーチングで起業したいんです!
・文章を書くのが好きだし褒めらるので、ライティングで起業しようと思います!
・会社員長すぎて、やりたいことが分からないんです。どうしたらいいでしょう?(← これ、過去の私です 笑)
起業のお手伝いをしていると、こういうお話をたくさんたくさん聞きます。
「あなた商品化起業術」でサポートを受ける前、私が入った起業塾でも、志が定まった後にやるのは「商品創り」でした。
市場調査をして事業計画を作って。。。
私自身はそもそもネタが無かったので適当なビジネスを考えて卒業しましたが、その時思いついたことで事業計画を作っただけで、実際にはやりたいことではなく起業できませんでした。
やりたいことがあって事業計画書を作っても、事業計画書が出来ることと売れる商品が出来ることは別問題。
と、今なら良く分かります。
商品創りから入った人の末路は「売ろうとしてもお客様がいない」。
企業の新規ビジネスも同様です。うまくいかなかった原因のトップ、半数近くが「顧客がいない」「市場がなかった」をあげているというデータもあります。
これがなぜ起こるかというと、商品創りの時にきちんと顧客を見ていなかったことが原因です。
商品を作ってから、「こんな人に売れそう!」というターゲット設定をしても、本当にそんな人がいるのかどうか。売り始めてから「あれ?こんな人に全然出会えない」「お客様がいない!!」という悲しい末路。。
起業の常識では「何を売るか」から入ることが多いですが、これはNG!
先にすべきは「誰に売るのか(誰を助けたいのか)」のほうなんですよね。
つまり「ターゲット設定」してから、そのターゲットに向けた「商品創り」をしましょう!!ということです。
ターゲット設定の非常識!ターゲット設定あるある
あなたのターゲットはどんな人?
・子供のお金教育に関心のあるママさんです
・美と健康に興味のある40代の女性です
・定年後の生活が心配な50代半ばの会社員です
こんなターゲット設定、よく聞きますよね!!
年齢、性別、仕事しているかしていないか、子供がいるかいないか・・・
でもね!それを考える前に、もっともっと先に考えないとならないことがあるんです!!
それは。。
「ターゲットなる人はどんな悩みを持っているのか」
です。
私のターゲット設定は過去の自分です。
50歳手前。会社の中では順調にキャリアを積んできたけれど、専門性が高いわけではない。年の差婚で大黒柱ママなので、家族が食べていける分は稼がないとならないと思っている。
経営層が変わって猛烈なパワハラにあうも、この年での転職は難しい。仮に転職したとしても、理不尽な扱い、気の合わない上司からの納得のいかない査定、突然の異動。。。会社員である以上はそんなものから逃れることは難しく、もう会社員はしたくないと思っている。
でもやりたいこともなければ、他人様に提供できるスキルなんかない。起業なんて私に出来るのか?
でもなんとか、「自分の名前で稼ぐ」という力を身につけて、家族を養えるくらいの金額を手にしたい。
稼ぐ力をつけて、人生を選びたい!でもやり方がわからない。
そんな人です。
「稼ぐ力をつけることで、自由な人生を手にしたいけれど、やり方がわからない」
この悩みにフォーカスすることで、起業支援にいきつきました。
そして、この人がどうなれば幸せなのかを考えました。その幸せの実現のために、どうすればよいのかを考えた時、これが売れる高単価ヒット商品となりました。
ターゲット設定の目的は
ターゲット設定の目的は、買ってくれそうな層(年齢や性別)を決めることではありません。
ターゲット設定の最大の目的は
お客様の痛み(悩み)をとことん理解すること!!
です。
心理学者のフロイトが喝破したように、人間は「痛みを避けて快楽を得る」生き物なのです。
「痛みを避けて快楽を得る」ためだけに行動します。
あなたの商品・サービスを買うのも、「痛みを避けて快楽を得る」ため。
コーチングが欲しいわけでも、ランディングページが欲しいわけでもなく、それを買うことで何か(痛み)が解決され、快楽(望みの未来)が得られると思うから。
だから、その「痛み」が何で、「快楽」が何なのかを知っている必要があるのです。
「あなたの痛みはこれですよね。それが解決されてこんな未来が手に入ったらどうですか?」
これを伝えるためにはお客様(ターゲット)の「痛み」と「快楽」を知っていることが必須なのです。
改めてもう1度!
ターゲット設定の目的は、「お客様の痛みと快楽を理解すること!」です。
商品から先に作ると討ち死にする
お客様の痛みと快楽を理解しないまま
・自分のやりたいことを商品化する
・すでにあるものをとにかく売ろうとする
そんな方々の苦労を、たくさん見てきました。
お客様にとって、自分の痛みの解決につながるかどうかわからないものの商品説明を聞かされるのは、まさしく「押し売り」に近いです。
痛みを知ってくれて、「もしかするとその解決にお役に立てるかもしれません」とサービス紹介をしてもらえれば、それは提案であり押し売りにはなりません。
① 助けたい人の「痛みと快楽」を知り
② その解決策を商品化し
③ 解決策としてご提案する
商品創り、そしてご提案の手順はこの3ステップです。
間違っても商品創りを先にしてはいけません!!!
もっと詳しく知りたい方は、是非セミナーにお越しください。
お待ちしています!
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