みなさん、こんにちは!
最近、続けてこんなお話を聞くようになったんです。
「自分の思考のクセに気づく」ということなんですけれど。
もちろん、今までもそういうお話はあったのかもしれません。
でも、なんだか私の心のアンテナがピピッと立ったみたいで、最近特に意識に入るようになったんですよね。
自分の思考のクセに気づくとは?
皆さん、ご自身の感情につい振り回されてしまったり、なんだかネガティブモードに入っちゃうことって、ありませんか?
毎月決まったお給料が入ってくる会社員やアルバイトなら、たとえ気持ちが沈んでいても、なんとか日々をやり過ごせるかもしれません。
でも、私たち起業家にとって、自分の心をポジティブに保つって、本当に大切なことですよね。
かと言って、「あ、また私ネガティブになっている」「こんなことじゃダメだ!」「ポジティブにならないと!」って、無理やり気持ちを奮い立たせようとすると、かえって苦しくなってしまったり。
少なくとも私は、「ポジティブにしなきゃ!」って力むと、余計に自己嫌悪に陥ってしまって、ネガティブループにどっぷりハマっちゃうタイプなんです(笑)。
そんな時に、お二人の素敵な起業家の方から、続けてこんな言葉を教えていただいたんです。
何かネガティブな感情が湧いた時、それを「良い」「悪い」とジャッジしたり、無理に打ち消そうとしたりするのではなく、「ああ、今私はこんなことに対して、こんな感情が湧いたんだな…」って、ただただ気づくこと。
それに何の評価もせず、「こんな感情が湧いた」という事実に、ただ気づくだけなんですって。
そして、「あぁ、私はこういう価値観を持っているから、こういう感情が湧くんだな」と、そこで思考を終える。
それ以上、深掘りしたり、自分を責めたりしない。ただ、それを繰り返すのだそうです。
例えば、電車に並んでいたら、誰かに割り込まれて、思わずイラッとしたとしますよね。
そんな時、「なんて非常識な人だ!」とか、「私がちゃんと並んでいるのに!」って頭の中でグルグル考えちゃうこと、ありますよね。
でも、教えていただいた方法は違うんです。
「あぁ、私は今イラッとしたな」と、まずその感情に気づく。「私は、順番は守るべきだっていう価値観を持っているんだな」と、自分の価値観を認識する。
その価値観をそのまま大切に持ち続けてもいいですし、「まあ、そういう人もいるか」と手放してみるのも、自分の自由なんです。
その感情や価値観に対して、「そんな風に思うのは間違っている」とか、「もっと大人にならなきゃ」といったジャッジは一切しないんです。ただ、湧き上がった感情に気づき、それを客観的に見つめるだけ。
これを意識して繰り返すことで、だんだんと自分の思考のクセが分かってくるんだそうです。
そして、感情のジェットコースターのような揺れ幅が、少しずつ小さくなっていくんですって。
なんだか、心がふっと軽くなるような気がしませんか?
無理やりポジティブになろうとするのではなく、自分の感情をありのままに受け止める。そして、その奥にある自分の価値観に気づく。これが大切なのです。
なぜ「思考のクセ」を知ることが、起業家にとって重要なのか
私たち起業家は、常に変化の波の中で、様々な感情と向き合っています。
新しい挑戦には期待と不安がつきものですし、思うように成果が出ない時には、焦りや落胆を感じることもあるでしょう。
お客様からの厳しい意見や、予期せぬトラブルに見舞われることだってあります。
そんな時、自分の感情の動きを理解せずに、ただそれに流されてしまうと、冷静な判断ができなくなったり、ネガティブな思考に囚われて行動力が低下したりしてしまう可能性があります。
例えば、「またお客様に断られた…やっぱり私のサービスはダメなんだ」という感情に引きずられてしまうと、改善策を考える前に諦めてしまうかもしれません。
「競合他社が新しいサービスを始めた…もう勝てないかもしれない」という不安に支配されてしまうと、自分の強みを見失い、本来取るべき行動を躊躇してしまうかもしれません。
しかし、「自分の思考のクセ」を知っていれば、感情が湧き上がった時に、「あ、またこのパターンだ」と客観的に捉えることができます。
「過去にも同じような状況で不安になったけど、結局乗り越えられたな」とか、「これは、完璧主義な私のクセが出ているだけかもしれない」といった気づきを得ることで、感情に振り回されることなく、より建設的な思考へと切り替えることができるのです。
自分の感情のパターンを知ることは、まるで自分の心の地図を手に入れるようなものです。
地図があれば、迷子になっても、現在地を確認し、目的地に向かって再び歩き出すことができます。
感情の波に乗りこなし、自分の心を羅針盤として、起業という航海を進んでいくために、「思考のクセ」を知ることは、非常に重要なスキルと言えるでしょう。
簡単なステップでできる!「思考のクセ」に気づくための具体的な方法
では、具体的にどうすれば自分の「思考のクセ」に気づくことができるのでしょうか?特別な訓練や難しい分析は必要ありません。今日からすぐに始められる、簡単なステップをご紹介しますね。
ステップ1:感情が動いた瞬間に「気づく」
まず、何か出来事が起こり、心が動いた瞬間に、「あっ、今、私は〇〇と感じた」と、心の中で言葉にしてみましょう。
例えば、「イラッとした」「不安になった」「ワクワクした」「悲しくなった」など、どんな感情でも構いません。
ポイントは、その感情を否定したり、評価したりせずに、ただ「感じる」ことを意識することです。
ステップ2:その感情の理由を「観察する」
次に、「なぜ、私はそう感じたんだろう?」と、その感情が湧き上がってきた理由を観察してみましょう。
出来事を客観的に振り返り、「〇〇されたからかな」「〇〇が起こったからかな」と、自分なりに分析してみます。
この時も、「こんなことでイライラするなんて私は小さい人間だ」といった自己批判はしないように気をつけましょう。
ステップ3:その感情の奥にある「価値観」に気づく
そして、その感情のさらに奥にある、自分の「価値観」に気づくことを試みます。
「なぜ、割り込みにイラッとしたんだろう?」「それは、私が『順番は守るべきだ』という価値観を持っているからだ」というように、自分の大切にしていること、譲れないことを認識するのです。
ステップ4:思考のパターンを「記録する」(もしよければ)
もし余裕があれば、感情が動いた時の状況、感じた感情、その理由、そして気づいた価値観などをノートやスマホのメモ帳に記録してみるのも良いでしょう。
繰り返していくうちに、自分がどんな時にどんな感情を抱きやすく、どのような価値観を大切にしているのか、といった思考のパターンが見えてくるはずです。
これらのステップを意識して実践していくことで、少しずつ自分の「思考のクセ」が見えてくるようになります。
まるで、これまでぼやけて見えなかったものが、だんだんとクリアになっていくような感覚かもしれません。
「思考のクセ」を知ることで、感情の波を乗りこなし、ビジネスをよりスムーズに
自分の「思考のクセ」を知り、感情の動きを客観的に捉えられるようになると、様々なメリットがあります。
まず、感情に振り回されることが少なくなり、冷静な判断ができるようになります。
例えば、クレームを受けた時も、「またか…」と落ち込むのではなく、「このお客様は何に不満を感じているんだろう?」「私のサービスのどこを改善すれば良いんだろう?」と、建設的に考えることができるようになります。
また、ネガティブな感情に陥っても、その状態から抜け出すのが早くなります。
「あ、今、私はネガティブ思考のループに入っているな」と気づけば、「まあ、そういう時もあるか」と受け流したり、「気分転換に少し休憩しよう」と意識的に行動を切り替えたりすることができるようになります。
さらに、自分の価値観を深く理解することで、ビジネスの方向性を定める際にも、より自分らしい選択ができるようになります。
「本当に大切にしたいことは何だろう?」「どんな価値を提供することで、自分自身も満足できるだろう?」といった問いに対する答えが、より明確になるはずです。
そして何より、「思考のクセ」を知ることは、自分自身を深く理解することに繋がります。
自分の感情や価値観を受け入れることで、自己肯定感が高まり、より自信を持ってビジネスに取り組むことができるようになるでしょう。
起業は、自分自身と深く向き合う旅でもあります。
自分の「思考のクセ」を知ることは、その旅をより豊かで、より実りあるものにするための、大切な一歩となるはずです。
ぜひ、今日から少しずつ、ご自身の心の声に耳を傾けてみてください。
きっと、これまで気づかなかった、新しい自分を発見できるはずですよ。
私は、皆さんの心の成長と、ビジネスの発展を心から応援しています!

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