長嶋茂雄さんが教えてくれた「しんどい時こそ未来に繋がる」真理

皆さん、こんにちは!

先日、国民的ヒーローである長嶋茂雄さんがお亡くなりになりました。私自身は、辛うじて彼の監督時代を知っている、くらいの世代なのですが、やはりその訃報に接した時は、心を揺さぶられました。

長嶋さんといえば、「天真爛漫」という言葉がぴったりなイメージですよね。イワシ雲を見て突然「サバという字は、魚へんにBlueですよねー」と言ったとか、バッティング指導も「パーと来た球をがーと打って」と表現するような、感覚的な人。私たち凡人には理解できない、天才肌の持ち主だとずっと思っていました。

でも、今回、彼の追悼記事をたくさん読む中で、私の長嶋さんに対するイメージは大きく変わりました。

彼は、実はとても深く、そして繊細に物事を考えていた方だったということが分かりました。

私が特に印象に残ったのは、日経BP社のこの記事です。

追悼 長嶋茂雄氏 [インタビュー]職業は「長嶋茂雄」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00059/060300399

この記事を通じて、長嶋さんの頭の中には常にファンの存在があり、いかにファンを楽しませるかをずっと考え続けていたということが伝わってきました。

単なる感覚的な天才ではなく、そこには揺るぎない哲学があったのです。


目次

「人間って、強い面と弱い面がいつも同居している」

そんな長嶋さんの言葉の中で、私の心に深く、深く刻まれたフレーズがあります。

それは、ビジネスパーソン向けに語られた、こんな言葉です。

人間って、強い面と弱い面がいつも同居している。ビジネスも同じでしょう。調子がいい時はガンガン儲かる。強いですよ、乗ってる時は。でも、ひとたび潮が引き始めてごらんなさい。いやーっ、もうね、自信がね、あれだけ強いものが、もう、どんどんぐらついていきます。

この言葉を読んだ時、私はハッとしました。

まさにその通りだと。起業してからの私も、まさにこの状況を何度も経験してきました。

うまくいっている時は、まさに「乗ってる」感覚。何をやってもうまくいくような気がして、自信も満ち溢れてきます。

でも、ひとたび潮が引く、つまり、集客がうまくいかなかったり、売上が伸び悩んだりすると、あれだけ強かった自信が、まるで足元が崩れるようにグラついていくのです。

「あれ?私のやり方、間違ってるのかな?」

「やっぱり私には才能がないのかな?」

そんなネガティブな感情が、次々と頭の中を駆け巡ります。

逆境こそ「平常心」が生まれる場所

しかし、長嶋さんの言葉は、そこで終わりません。

彼は、そんな弱さが顔を出す時こそ、真価が問われると教えてくれています。

そうなった時こそ平常心が大切なんです。悩んだり、悔やんだりする体験の中で、自ら汗をかき血を流す。それを乗り越えた時に、平常心という力が少しずつ出来上がっていく。そうした体験と心構え、それは次に生きてきますよ。きっと。それを不屈というのかもしれない。

この言葉に、私は深く、深く共感しました。

生きていると、本当にしんどい時ってありますよね。

会社員時代には、理不尽なパワハラに遭って心が折れそうになったこともありました。

まさか自分が、と衝撃を受けた乳がんの経験。

そして、起業してからも、順風満帆だったことばかりではありません。

思うように売上が伸びず、夜中に一人で悩んだことも数えきれません。

そんな時、「どうして私だけこんな目に遭うんだろう」「もう無理だ」と、目の前の困難から逃げ出したくなることもありました。

でも、そのもがきや苦しみの中から、少しずつ、何か新しい「血肉」が生まれていくような感覚があったのも事実です。

まさに、長嶋さんが言う「汗をかき血を流す」経験。

その一つ一つが、自分の心に、揺るがない「平常心」という名の土台を築いていってくれたんだな、と今なら分かります。

「しんどい時こそ未来に繋がる」この言葉を胸に

長嶋さんのこの言葉、「そうした体験と心構え、それは次に生きてきますよ。きっと。それを不屈というのかもしれない」、そして「しんどい時こそ未来に繋がる」という彼の思想は、私にとって大きな光となりました。

私たちは、つい困難を避けようとしがちです。

早く楽になりたい、苦しいことから逃れたい。

それは人間として当然の感情です。

でも、もしその困難の最中にこそ、未来の自分が輝くための種が隠されているとしたら?

パワハラに苦しんだ経験があったからこそ、人の心の痛みに寄り添い、本当に助けたい人のために事業を立ち上げたいという強い動機が生まれました。

乳がんという病を経験したからこそ、健康の大切さを再認識し、限りある人生をどう生きるか、真剣に向き合うようになりました。

起業してからの数々の失敗や挫折は、まさに「自ら汗をかき血を流す」経験。その度に学び、改善し、一歩ずつ前に進むことで、ビジネスの力が着実に身についていったと実感しています。

これらの「しんどい時」の経験がなければ、今の私はありません。

むしろ、それらの経験があったからこそ、より強く、よりしなやかに、そして何よりも、より深く人に寄り添える自分になれたと信じています。

あなたも「不屈」の力を育てよう

長嶋さんの言葉は、私たち起業家や、人生の様々な局面で奮闘している全ての人に、力強いメッセージを投げかけてくれています。

今、あなたがもし、何か困難に直面して「しんどいな」と感じているとしたら。

それは、もしかしたら、未来のあなたを強く、そして賢くするための、大切な「血肉」を育んでいる途中なのかもしれません。

焦らず、その感情と向き合い、もがきながらも一歩ずつ進んでみてください。

その経験が、必ずや、次に生きてきます。そして、それが「不屈の精神」となり、あなたの人生、そしてビジネスを、より豊かなものにしてくれるはずです。

長嶋さんが、最後までファンのために戦い続けたように、私たちも、自分自身の、そして大切な人の未来のために、一歩ずつでも前に進んでいきましょう!

私も、皆さんと一緒に、この「しんどい時こそ未来に繋がる」という言葉を胸に、これからも頑張っていきたいと思っています。

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