【私の実体験】「衝動退職」はNG!安定収入を保ちながら夢を叶える道

「もうこんな会社嫌だ!辞めてやる~っ!!!」

そう思ったことのある方、どれくらいいらっしゃるでしょうか?

私は50回くらい手を挙げられるかもしれません(笑)。

こんな時、心から「好きなことで、好きな時間に働きたい」「もっと自由に働きたい」と思いますよね。

会社を辞めて独立起業すれば、時間の自由は確かに手に入ります。

でも、いきなり会社を辞めてすべてを捨てるのは怖いし……頭では分かっているけれど、なかなか一歩が踏み出せない、そんな状況ではないでしょうか?

今日は、私自身の経験や、これまで多くのクライアントさんを見てきた中で感じたことをもとに、「自分のビジネスをやりたい」と思った時、「独立」がいいのか、それとも「副業」から始めるのがいいのか、あなたに合った働き方の選び方についてお話ししていこうと思います。

目次

「いつか」ではなく「今」始める!ビジネス準備期のリアル

私自身の話をすると、初めて起業塾のドアを叩いてから、実際に会社を辞めて独立するまで、実に3年近くかかりました。

起業塾に入ったのは2019年1月。

その時点では、実は「これをやりたい!」という明確なビジネスのアイデアは何もありませんでした。

7〜8ヶ月かけて起業塾を卒業したものの、結局「本当にやりたいこと」は見つからず、起業への道は一旦足踏み状態に。

その翌年、2020年の年明けにまた会社で色々と理不尽なことがあり、「もう無理だ、絶対に辞めてやる!」と改めて起業を真剣に考える決意をします。

そして、2020年3月か4月頃に、今の私のビジネスの土台となる「あなた商品化®」の講座を受け始めました。

そこからは、約1年かけて、本当にやりたいことを見つけ出し、具体的なビジネスモデルを構築し、初めての集客用セミナーを作り上げ、2021年3月に講座を修了しました。

今思えば不思議なのですが、ちょうどそのタイミングで、ある勉強会から「セミナーをやってみませんか?」とお声がけいただき、初めて人前で自分のコンテンツを発表する機会をいただきました。

そして、その年の2021年6月。 初めての受注を経験します。

正直、この時は「売るぞ!」という気もまったくなく、なんならサービス価格すら曖昧な状態でした。

それなのに、数十万円のサービスがポンと売れてしまい、自分でもかなりアワアワしてしまったことを覚えています(笑)。

しかし、この初受注が私に大きな自信を与えてくれました。

「これは、いけるかもしれない!」 そう確信し、独立に大きく舵を切ることに。そして、実際に会社を辞めたのが、この年の11月です。

【私の起業準備期年表】

  • 2018年: 経営体制が変わり、パワハラの標的に。会社を辞めることを真剣に考え始める(半ばから年末)。
  • 2019年1月: 起業塾受講スタート。
  • 2019年9月頃: 起業塾卒業。しかし、ビジネスネタが見つからず、起業できずに停滞。
  • 2020年1月: 会社の飲み会で社長の衝撃的な発言を聞き、「絶対に辞めてやる!」と起業再チャレンジを決意。
  • 2020年3月: メンターさんと出会い、「あなた商品化®」講座受講スタート。
  • 2020年7月~12月: モニターさんへのサービス提供(月1万円でのコンサル提供)。
  • 2021年3月: 「あなた商品化®」講座終了。外部の勉強会で初セミナー実施。
  • 2021年6月: 初受注!その後、退職までに2件の受注(この時期は「こっそり副業期」)。
  • 2021年10月末: 会社を退職し、独立
  • 2021年11月: 独立後、初受注。

こうして振り返ってみると、私が会社を辞めることを真剣に考え始めてから、実際に自分のビジネスでお金をいただけるようになるまで、それなりの時間がかかっているのが分かります。

無収入の恐怖!「早く稼がなきゃ」が心を蝕む

もし、2018年末に「もう会社辞めたい!」という衝動のまま、無計画に会社を辞めていたらどうなっていたでしょうか?

私の初めての受注は2021年6月ですから、もしあの時辞めていたら、約2年半もの間、無収入で暮らすことになっていました。これは、想像するだけでもキツイですよね。

実は、私のクライアントさんの中にも、「あなた商品化起業術」の受講をスタートした時点で、「もう会社辞めちゃいました!」という方がいらっしゃいます。

ある方は「やりたいことがあります!」と意気込んで会社を辞め、ご自身で会社を立ち上げましたが、なんと1年以上も1円も売上をあげられずにお困りでした。

また別の方は、まだやりたいことが見つかる前に会社を辞めてしまい、なかなか起業ネタが決まらない中で、無収入の状況が精神的に苦しくなって、結局アルバイトを始めることになりました。

正直に言うと、どちらのケースも、精神的に非常に厳しい状況を経験されています。

何かしらの安定収入がある形であれば、心に余裕をもって起業準備も進められます。

例えば、ビジネスがうまくいかなくても、最低限の生活は確保されているという安心感があれば、「これは試してみよう」「違うと思ったら方向転換しよう」といった柔軟な発想が生まれます。

しかし、収入がないと、常に「早くしないと!」「なんとかしなきゃ!」という焦燥感が心を満たしてしまいます。

この焦りは、冷静な判断を妨げ、ときに「本当にやりたいこと」から遠ざかってしまうというジレンマを生みます。これは、起業家にとって相当つらい状況です。

「副業」から始めるメリットと安全な独立のタイミング

私の経験からも、そして多くのクライアントさんの事例を見ても、会社を辞めるのはいつでもできます

しかし、一度会社を辞めてしまえば、安定収入の道は一時的に途絶えます。

だからこそ、私の考えとしては、ビジネス構築がしっかりとできるようになるまで、もっと言えば、初受注を経て「これはいける!」という確かな感触を持てるまでは、会社は辞めない方がいい、と考えています。

安定収入があればこそ、

  • 新しいビジネスアイデアを試してみて、自分の気持ちを確かめることができます。
  • うまくいかなかった場合に、方向転換する心のゆとりが持てます。
  • 焦らず、本当に自分が情熱を注げるビジネスを見つける時間を確保できます。

だからもし今、「すぐにでも会社を辞めたくてたまらない!」と思っている方がいたら、少しだけ立ち止まって考えてみてください。

まずは転職なども視野に入れながら、ビジネス構築を先に進めることを強くお勧めします。

まだビジネスのネタが決まっていない、あるいは、すでにビジネスは始めたけれど、まだ安定した売上が出ていない(初受注すらできていない)という段階であれば、まずは**「副業」**という形から始めることを強くお勧めします。

つまり、安定収入を確保しながら、もう一つの収入源として自分のビジネスを育てていくということです。

私が働いていた会社は副業禁止でした。もちろん、起業準備をしていることなど、おくびにも出さずにひっそりと進めていました(笑)。

このように、会社にバレない範囲でこっそり準備を進める方法もたくさんありますし、最近では副業を解禁する会社も増えてきました。まずは、あなたの会社の規定を確認し、できる範囲で「副業」という形で、自分のビジネスをスタートさせてみましょう。

「衝動」ではなく「計画」で、理想の自由を掴み取る

「会社を辞めたい!」という衝動は、時に新しい道への強力なモチベーションになります。しかし、その衝動だけで行動してしまうと、後で大きな苦労を経験する可能性もあります。

大切なのは、その衝動を**「計画的な行動」**へと昇華させることです。

  • ステップ1: 「本当にやりたいこと」「提供したい価値」を明確にする。
  • ステップ2: それを形にした「ビジネスモデル」を構築する。
  • ステップ3: モニターさんや少数のクライアントさんから「初受注」を獲得し、手応えを掴む。
  • ステップ4: 安定的に受注できるようになり、「これなら生活していける」という見込みが立ってから、満を持して独立する。

このステップを踏むことで、あなたはお金の不安に苛まれることなく、心に余裕を持って、本当に自分のやりたいことに集中できるはずです。

そして、それが結果的に、あなたのビジネスを成功へと導き、**本当の意味での「時間の自由」や「好きなことで働く自由」**を手に入れる一番の近道となるでしょう。

会社を辞める勇気も大切ですが、それ以上に、自分の人生をより豊かにするための戦略的な選択をすることが、あなたの未来を拓きます。

衝動を冷静な判断に変え、計画的に一歩ずつ進むことで、あなたに合った「自由な働き方」と「理想の未来」がきっと手に入りますよ。

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