何のために稼ぐのか?

今日はちょっと弱音を吐かせてくださいませ。

起業した(というか、会社を辞めた)のが2021年10月末。

その時の望みは「自分の名前で稼ぐ力をつけて、自分自身で人生を切り拓きたい」ということ。

さらに言えば

・自分の望む時間で自由に働きたい

・どこにいても働けるような、場所にとらわれない働き方をしたい

・他人(上司)の価値観で勝手に評価されるような仕事はもうしたくない

こんなことを考えていました。

で、そこから目いっぱい突っ走り、乳がんの判明、手術、抗がん剤治療を乗り越え、生きて元気にお仕事出来る喜びに浸りながらガンガン売上をあげ。。みたいな感じで過ごしてきました。

そして今、ちょっと脱力状態(動きたくない、動けない、欝々する)にあります。

目次

独立から今までのメンタルの話:独立から半年の乳がん告知まで

独立後から半年。

この期間は一言でいうと無我夢中。

交流会に行ったり、メルマガを始めたり、このブログを始めたり。すべてが初めてのことばかり。

慣れた環境で同じことをしているのって、退屈だったり張り合いはなかったりするけれど、それはそれでラクなんですよね。

初めてのことにチャレンジするのって、楽しい反面、やっぱりストレスも多いです。

その期間を私は、何かに追い立てられるように「やらなきゃならない」と頑張ってきました。

今思えば、誰一人私に強制もしていないのにね。

でも動かないと不安になるような感じもあって、とにかく走ってきました。

そんな私ががん告知を受けた時、実は衝撃よりもホッとしたのです。

「あぁ、これでもう頑張らなくて済む。大手を振って休める。」

そんなふうに感じました。

その時の告知では「乳房全摘になるか部分切除になるかはちょっと微妙だけど、たぶん、抗がん剤もやらなくて済むし、まぁ大丈夫ですよ」くらいな感じだったのです。

なのでまぁ、軽く考えていたのもあります。

とはいえ、感じたのは強烈な解放感でした。

不安はあまりありませんでした。その時にはもう、「自分の名前でちゃんと稼げる」という自信がついている状態だったことも大きいです。

それにしても・・・今思うと、ガンと言われて解放感て、どんだけ頑張ってたんだよって思います。なぜ、あんなに自分を追い詰めていたんだろう。。。

約半年の闘病中

手術、抗がん剤治療を受けたのはコロナ禍の真っ最中でした。

抗がん剤治療中は極端に免疫力も下がるので、ほとんど外出もなし。

脱毛、頭痛、発熱、口内炎、味覚障害、手足のしびれ、強烈な倦怠感・・・「じゅんじゅんさんは体力があるので大丈夫ですよ!」と主治医には言われていたものの、その「大丈夫」って「入院するほどひどくはならない」くらいの意味だったみたいです。

抗がん剤点滴のために病院へ行く以外はほぼ人にあわず家にいて、これはこれで結構きつい感じでした。

そんな中、救われたのはこのお仕事です。

クライアントさんとのセッション、仲間とのZoomでの会話、メンターさんやクライアントさんのサポート、励まし。。。

家族の存在もさることながら、この仕事があったことで乗り切ることが出来たと思っています。

集客活動はほとんどしていませんでしたが、ご紹介で来てくれた方が新たなクライアントさんになってくれたり、そんなことも大きな励みになりました。

とにかく、感謝、感謝の日々でした。

お仕事再開から1年

治療を終えてからのこの1年も怒涛の勢いで過ぎていきました。

お仕事を再開した直後から、闘病前にまいた種が実ったようなイメージで、一気にクライアントさんが増えました。

久しぶりに仲間との経営合宿にも参加し、「生きている喜び」を満喫しました。

が、すべてがスムーズに行ったかというとそうでもなく、途中でなぜか動けなくなってしまいます。

お仕事も順調なのに、やる気が出ない。。。そんな状態。結構しんどかったかな。

この時はあるコーチの方に救われました。

「じゅんじゅんさん、今まで、何か成功(実績をあげる)したらその後それを奪われるとか、つらい思いをしたとか、そんな体験ありませんでした?」

聞かれて、心当たりあり!!

大好きだった広報室長時代、成果を出しまくっていたら(なんと会社の株価は5倍になりました)、会ったこともない親会社の人から「あの室長、やりすぎ」と叩かれたり。

「他にやってもらいたいことがある」と最後には外されてしまいます。

「成功したら叩かれる」「成功したら奪われる」

そんな気持ちがどこかにあったようで、「これ以上成功したら、逆につらい思いをする」と自分の制御装置が働いていたようです。

それに気づき、そして「今は会社員ではないし、成功しても大丈夫!」と思えた時、また改めて前に進むことが出来ました。

そしてさらに、「起業初心者」から「起業成功者」へのセルフイメージも変わったのです。

そこからクライアントさんも変わり始め、じゅんじゅんバージョン2.0が始まりました。

そして今

そして今。文頭に書きましたが、また少し立ち止まっています。

「自由な時間に」「自由な場所で」「好きな人とだけ」働きたい。

海外旅行にも行きたいし、週末・平日関わらず、やりたいことをやりたい。

そんな望みがすべて叶いました。

実はわたし、クライアントさんにはもちろん「目標を掲げることの大切さ」「未来を高精度に描く」ことをお伝えしているのですが、本音を言うと「目標を立てる」ことが苦手だしキライです。

ビジネスの成功者の多くは、人間の特性でいうと「計画大好き」「数字大好き」「理念大好き」「黙々と考えることが得意」な人であり、ビジネス本の多くはそうした視点で書かれています。

でも私の特性とは違います。

私の本来の特性は「とにかく楽しいことが好き」「言語化するより擬音語で表現してワクワクしていたい」人です。

それができないと窒息してしまう人のようで。

でもまだまだ私の中に、他人軸の「常識」が居座っていて、そこに行ききれていないのです。

「ワクワク」だけを追い求めていいのか。

そして望んでいた生活が叶ってしまった今、次のワクワクが見つからないのです。

「ワクワク」って見つけるものではなくて、「ありかた」。。。というか気持ちの状態ですよね。

やりたいと思っていたことをやり終えたら、ワクワク出来なくなってしまったのです。

一緒に楽しんでくれるクライアントさんがいて(私にとってセッションはワクワクタイムです)、ニャンコも含めて家族も全員健康で、父も生きていて、友人もいて、仲間もいて、支えてくれるメンターさんもいて。

最高の状態なのに、最高の状態ではない自分がいて。

今の私の問いは「私はなんのために稼ぐのか」です。

メンターさんに言わせると、「順調ですね!」だそうで、「うまくいっている人が必ず通る道」なのだそうです。

先達がいるってありがたいですね。

「うまくいってしまったら目標を見失った」とか、人に言ったら嫌な奴と思われるかもです。

でも今の私にはこうして吐露することが必要でした。

・・・

というか、今書いていて気づきましたが、私の生き方にはなにか「中間」がないんですね。

がーっと走って、で、何かをきかっけにどよーんと落ちて。で、またがーっと走って。

ああ、面倒くさい!!!本当は「中間」で「心穏やかに」毎日を過ごしたいと思っているのに。

とはいえ、多少なりとも前向きに考えてみましょう。

このブログを読んでくださっているあなたがどんなシチュエーションにいるのか分かりませんが、今の私であれば、起業初期の気持ちだけでなく、それがうまくいって次の目標に進めない方の気持ちもわかります。

起業サポートを仕事にしている身として、またひとつ階段を上ろうとしているのかも。

そう考えてみようと思います!

こんな文章を読んで頂いてありがとうございます<(_ _)>

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