「じゅんじゅんさん、ずっと余裕で仕事しているように見えるんですが、コツはなんですか?」
そう見えているなら嬉しい💕
でも、本当はそんなことはないんです。会社員は定期収入がありますが、独立して以降は当然、ビジネスには波があります。
ずっと不調もないけれど、ずっと好調ということもないんですよね。
そうなんです。「自分の力で稼ぎ、自由に時間を使う」という生活は最高の憧れです。しかし、その裏側には必ず「売上の不安定さ」という現実がついて回ります。
売上が絶好調のときは世界がバラ色に見えますが、ひとたび不調の波が来ると、不安と焦燥感に押しつぶされそうになります。
特に、個人事業主や小さな会社を経営している場合、「来月の収入はどうなるだろう」「このまま事業が傾いたら生活はどうなる」という不安は、心のエネルギーを激しく消耗させます。これは苦しい。。。💦
この不安を解消するために、私たちはさらに長時間労働に走り、結果として心身のバランスを崩してしまう悪循環に陥ります。
しかし、この不安を根本から解消し、「売上が落ちても、私は大丈夫だ」という揺るぎない自信と安心感を支える方法があります。それが、「お金にも働いてもらう」、つまり長期的な資産運用を取り入れ、仕事以外の安定収入の柱を築くことです。
そして、その最も賢明で、感情に左右されにくい土台となるのが、ドルコスト平均法(Dollar-Cost Averaging, DCA)という投資戦略です。
これ、知っているか知らないかで、未来も、今のメンタルも、大きく変わります!
1.過去の失敗から学ぶ:なぜ「安い時」に投資をやめてしまうのか?
憧れの起業家が陥る「最大の罠」
私自身、若い頃から投資を始め、その恩恵を感じていましたが、一度大きな失敗を経験しています。
それが、市況が悪くなったときに、不安に耐えきれず運用を止めてしまったことです。
これは多くの人が経験する、非常に「もったいない」過ちです。
今思えば、、ですが、本当にもったいない!
私たちは普段、洋服や家電、食材を買うとき、セールやバーゲンで「安くなっている!」と聞けば、喜び勇んで買いますよね。
特にお気に入りのブランド品が値下がりしていたら、「ラッキー!」と感じて、いつもより多く買い込んだりしませんか?
ところが、これが投資となると、私たちの行動は一変します。
- 洋服(商品)の価格が下がる:「安い!買うチャンス!」(喜び)
- 株価や投資信託の価格が下がる:「ヤバい!損をする!売らなきゃ!」(不安と恐怖)
これは、私たちが「投資」を「ギャンブル」や「短期的な投機」として捉えてしまうからです。価格が下がると、まるで大切な財産が溶けていくように感じ、損を確定させるのが怖くて、安値で手放してしまいます。
しかし、ドルコスト平均法の観点から見ると、これは真逆の行為です。
ドルコスト平均法の「魔法」の正体
ドルコスト平均法とは、「価格が変動する商品(投資信託や株など)を、毎回、決まった金額で、定期的に買い続ける」というシンプルな手法です。
例えば、毎月1万円ずつ、ある投資信託を買い続けるとします。
- 価格が高いとき(市況が良い): 買える口数(量)は少なくなります。
- 価格が安いとき(市況が悪い): 買える口数(量)は多くなります。
重要なのは、市場価格が下がったときこそ、自動的に「たくさんの量を安く仕込む」という「バーゲンセール」の状態が実現しているということです。
私が過去に失敗したのは、この「安い時に買うチャンス」を目の前にして、感情的な不安に負けて「仕入れ」をやめてしまったことです。
その後に市場が回復したとき、あの時買い続けていれば、どれだけの利益を逃さずに済んだか、今でも悔やむことがあります。
起業家としてのあなたには、この私と同じ失敗をしてほしくありません。ドルコスト平均法は、まさに「感情を排除し、淡々と安値で仕込み続けるための、最強の仕組み」なのです。
2.起業後の不安定な生活でこそ、心の安定(お金の安心)が必要な理由
「心の安全基地」としての資産運用
起業家がドルコスト平均法による資産形成をルーティンにすべき理由は、単に将来の資産を増やすためだけではありません。それは、あなたの「心の安全基地」を築くことに直結するからです。
起業後の生活が不安定なのは当たり前です。売上が急落したり、大きなトラブルが発生したりするのは日常茶飯事です。
そんな時、あなたの心は「稼がなければ」「もっと頑張らなければ」という強迫観念で支配されます。これは、冷静な経営判断を妨げ、さらなる失敗を招きかねません。
しかし、もしあなたが、「たとえ今月売上がゼロでも、教育資金や老後資金は、自動的にお金が働いて積み立ててくれている」という安心感を持っていたらどうでしょうか?
- 「お金が稼ぐ」仕組みが裏で動いているため、目先の売上だけに振り回されずに済みます。
- 不安が減少することで、冷静に事業の問題点を見つめ、新しいアイデアを生み出す創造性を維持できます。
- 「生活基盤は安定している」という土台があるからこそ、大きなリスクを取ってでも挑戦できる勇気が湧いてきます。
ドルコスト平均法が「不安定な収入」に対応できる仕組み
起業家は、会社員のように毎月安定した給与があるわけではありません。売上は波があり、良い月もあれば悪い月もあります。
この「不安定な収入」という最大の弱点に対して、ドルコスト平均法は極めて有効に機能します。
- 定期的な備えの習慣化:
毎月必ず一定額を積み立てることで、「今月は忙しいから」「今月は売上が良かったから」といった感情や状況に左右されることなく、資産形成が自動的に進みます。これは、自己管理が必須の起業家にとって、最も強力な習慣の一つです。 - 市場タイミングを見計らう必要がない:
投資で一番難しいのは「いつ買うか?」というタイミングを見計らうことです。しかし、ドルコスト平均法は、「いつか」ではなく「いつも」買い続ける手法です。市場の状況(市況が良いか悪いか)を予測する必要が一切ないため、本業に集中できます。 - 高値掴みのリスク軽減:
毎月定額を積み立てるため、価格が高いときには少ししか買えず、結果的に平均取得単価を低く抑える効果があります。これは、心理的な負担を大きく軽減します。
つまり、ドルコスト平均法は、起業家の不安定な生活を前提とし、感情的な不安を排除して、機械的かつ長期的に資産を築くために設計された仕組みなのです。
3.今日から始める「心の安定」のための具体的な一歩
起業家が陥る「一番もったいないこと」
冒頭でお話しした通り、起業家がドルコスト平均法で最も陥りやすい罠であり、最ももったいないことは、市況が悪くなったときに「積み立てをやめてしまうこと」です。
これは、洋服のバーゲンで「お金が減るのが怖いから、服を買うのをやめる」と言っているのと同じです。市場が下落しているときこそ、あなたの資産は安く、たくさん仕込めるチャンスなのです。
もし過去に私のように途中でやめてしまった経験があるなら、ぜひ今、その失敗を**「貴重な教訓」に変えてください。そして、これから積み立てる資金は、「バーゲンセールで安く仕込むための資金」**だと意識を切り替えてください。
始めるためのシンプルなロードマップ
① ゴールと期間の明確化:
まずは、「教育資金(10年後)」「老後資金(30年後)」など、何のための資金作りか、そして何年続けるかを決めましょう。ドルコスト平均法の効果は、時間(長期)が最も強力な味方になることで発揮されます。
② 積立額の決定:
毎月、無理なく続けられる金額を設定します。収入に波がある起業家だからこそ、「売上が悪い月でも絶対に守れる金額」に設定することが、継続の鍵です。例えば、毎月1万円でも、20年間続ければ大きな差になります。
③ 自動積立の設定(感情の排除):
証券会社の積立設定を利用し、銀行口座から自動で引き落とし、自動で投資商品を購入するように設定します。これこそが、ドルコスト平均法の核です。設定してしまえば、あなたは市場を見る必要も、感情的に悩む必要もありません。
④ 投資対象の選定:
特定の国の株や、特定のテーマに絞らず、全世界の株式や先進国の株式など、幅広い資産に分散投資するインデックスファンド(投資信託)を選びましょう。これは、個別の企業リスクを避け、世界の経済成長という大きな波に乗るための、最も安全で効率的な方法です。
投資は「定期的な備え」であり「経営判断」である
起業家にとって、ドルコスト平均法による資産形成は、個人的な節約術ではなく、「事業を継続するためのリスクヘッジ」、つまり「経営判断」の一部だと捉えるべきです。
仕事で成功を追い求める一方で、お金にも賢く働いてもらうという「定期的な備え」を持つことで、私たちは初めて、売上の数字に一喜一憂しない、真に豊かで安定した起業家生活を手に入れることができます。
もしあなたが今、事業の不安定さに心を乱されているなら、今日から「お金に働いてもらう仕組み」を淡々と開始し、仕事以外の安心という名の強固な土台を築きましょう。その土台こそが、あなたの事業を、そしてあなたの心を、最高の状態へと導いてくれるはずです。
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