好きを仕事に?仕事を好きに?

新年あけましておめでとうございます!いよいよ2023年が始まりました。

みなさま、どんなお正月をお迎えでしょうか?

私の今年のお正月休みは、息子の成長を感じた時間でした。

成長を感じたことその1:
かなり単純。今年二十歳を迎える息子がアルコール初挑戦。お神酒(日本酒)からまずチャレンジし、ワイン、ウィスキー、ビールに挑戦。炭酸飲料が好きな息子はビールが好きみたいです。息子と一緒にビールが飲めるなんて。。。( ;∀;)

成長を感じたことその2:
彼が本を買ってきました。「なぜ僕らは働くのか」という本で、”働く意味や学ぶ意味を知り、幸せになるため考えて欲しい大切なことを学ぶ本”だそうです。中学の英語の先生になりたくて大学を選び、塾講師のバイトをしている息子です。自分のために買ったのか塾の生徒のために買ったのか分かりませんが、こんな本を買うようになったか。。と少々感慨深く思いました。

私も読ませてもらい、共感すること多々。で、その内容をご紹介したいと思います。

目次

「好きなこと」から仕事を見つける

第1章は「仕事ってなんだ」(深い。。。)。第2章は「どうやって働く?どうやって生きる?」(ますます深い。。)

そして第3章は「好きを仕事に?仕事を好きに?」です。

やりたい仕事を見つけるためには、まず自分の「好き」を考えるところから始めましょうと書かれており、好きなことの例として「カラダを動かすのが好き」「料理が好き」「数学の問題を解くのが好き」などが挙げられています。

起業ネタを考えるときもまったく同じです。「好きなこと」などを昔を思い出しながら書いていきます。

が、悲しいことに、子供の時には「好き」はいろいろあったはずなのに、社会に出て仕事を始めるとなぜかその「好き」を忘れてしまうことが多いのです。

「好き」をただ書いていくワークでも、「これはお金になるか」「こんなことネタになるのか?」という頭が働いてしまい、純粋な「好き」から離れてしまうことがとても多いのです。

以前「サッカーを仕事にする」という内容で書いたことがありますが、「好き」を仕事にする方法はひとつではなく、いろいろあります。だからまず、「お金になるかならないか」ではなく「好き」だけを単純に考えるのが重要です。

そしてその「好き」なものが「なぜ好きなのか」を考えてみます。

本にあった例でいうと、「料理が好き」だった場合でも、「何かを順にやっていくことが好き」なのかもしれないし、「何かを創り上げるのが好き」なのかもしれません。その理由を考えると、「料理」を仕事にすることを考えるのではなく、別の切り口で「好き」を仕事にすることが出来ます。

「ステップを踏んでいくのが好き」ならば、実は研究職が向いているのかもしれません。

お金になるならないは考えずに、お金にならなくてもついやってしまうこと、そんなことが「好きなこと」だったりします。

私はそれが、起業塾仲間のマーケティングサポート、ビジネスサポートでした。

「得意なこと」から仕事を見つける

「自分が得意なことを生かして人の役に立つ、それが仕事の本質です」(ああ、深い。。)

イヤまさしくその通りです。

私は手先が不器用なので、洋服を作れと言われても作れません。またデザインセンスもないので、ステキな服を考えることも出来ません。

でもよくしたもので、世の中にはそれが得意な人もいるのです。そしてその人たちがデザインをしてくれ、洋服を作ってくれ、良いものを見極めるのが得意な人がお店に並べてくれ、売るのが得意な人が売ってくれます。で、デザインも裁縫も出来ない私が、無事に洋服を着ることができているわけです。

そして本には「誰かが自分の長所を教えてくれることもある」と書かれていました。

「〇〇さんはこれがすごいよね!」といった会話から、思ってもみなかった自分の「得意」が見つかることもあります。

「得意なこと」「長所」を仕事にすると、それは自分の自信につながります。

では「短所」は?

「短所」も見方を変えると強い「長所」になります。「八方美人」は「誰にでも好かれる」に変わり、「落ち着きがない」は「アクティブに動ける」に変わります。

同じことが「長所」にも「短所」にもなる不思議。

せっかくならあなたの個性を「長所」ととらえてくれる人と過ごす(起業なら、そういうお客様を選ぶ)ことがとても大事だと感じています。

仕事を好きになる

私のお客様は若い方で30代半ばです。私のメンターさんのお客様には20代の方がいますが、私はあまり若い方をクライアントさんにしたいと思いません。

なぜならまだ20代はいろいろ試してみて、仕事の「好き」「嫌い」「得意」「不得意」を見つける時期だと思うから。

たまたま配属された部署(たまたまと言っても、誰かが適性を見てくれているはず)でついた仕事が大好きになり、それを生涯の仕事にする人もいます。

仕事なんてやってみないと本当に好きかどうか分かりません。

最初はイヤイヤだったのに、その仕事の意義に気づいた瞬間に好きになりやりがいを感じるということもあります。

思ってもいなかった仕事を振られ、やってみたらとても面白かった!なんてことも。

私はもう50代ですが、そんな私でも起業してみたら今まで知らなかった私の「好き」に気づくことがあります。

仕事は夢であふれている

これも本に合った一節です。

「働いていて、嬉しい、楽しいと思える瞬間は、誰かに感謝されたり、必要とされたり、ほめられたりしたときのようです。・・・仕事は人間を精神的に大きく成長させてくれます。大人だって、何歳になっても成長するのです。仕事を通していろいろな人に出会い、いろいろなことを経験すると、自分は今後どう働いていくべきか、どういう仕事ができたら自分にとって幸せなのかがはっきりしてきます。それは仕事を始めてから見つけた夢といえるでしょう。」

いい言葉。。!

私もずっとマーケティングを軸に働いてきて、それが起業支援につながることに気づきました。そしてそれをやりたくて、会社を辞めてしまいました。

「夢ややりたいことはどんどん変わっていいのです。・・・夢のために努力した経験はあなたの人生の良い財産として蓄積されていきます。夢は実現しないと意味がないものではなく、あなたの人生を豊かにする栄養です。」

私の起業支援は、誰かの夢を叶えるお手伝いをすることです。

それが私の好きなことであり、得意なことです。

また私の夢は変わっていくかもしれません。まぁそれも良いと思っています。

私はあと何年生きられるのかな。働けるのかな。それは誰にも分かりませんが、少なくとも今は「好きなこと」「得意なこと」を仕事にすることが出来ました。これは本当に幸せなことです。

息子が買った「なぜ僕らは働くのか」。

とっても良い本です。

是非読んでみてください!

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