23年も残すところあと2か月あまりとなりました。今年は未だに気温が高く、都内では日中半袖でもいられるくらい。なのでもうすぐ10月が終わるという気がしません。
が、気づけばもう、スケジュール調整時に「年内には」とか「来年の初め頃」といった言葉が飛び交う季節になりました。
今、協業先(後援先)や参加コミュニティの見直しをしています。「年内でここ辞めよう」とかね。
集客目的で参加しているコミュニティに関しては、シビアにコスト対効果を見る必要があります。
でも多少でも成果があったりすると、そこを辞めるという決断は結構しにくいものです。
そんな時に浮かんだのが「手放すと入ってくる」という言葉。今日はこの言葉について書こうと思います。
手放すと入ってくる
この言葉を聞いたことがある方も、無い方もいらっしゃるかと思います。
私がこの言葉を知ったのは(というか、意識するようになったのは)、会社を辞めて独立起業するのかどうか、散々迷っていた頃です。
成功哲学を語るような場面で、またスピリチュアル的な運命論で、あるいはコーチングの場面で、1回気になるとアンテナが立つせいか、いろいろなところでこの言葉を耳にしました。
当時の私の気持ちというと「これだけ語られているのだから、経験則的にもあり得る話なんだろうな。でも手放した先に本当に何かが入ってくるのか、そして入ってくるとしても、どんなものが入ってくるのかが見えていないのに、手放すのは怖い」でした。
起業準備も一応してきたし、でも成功の約束はどこにもありません。
が、私の場合、会社がイヤすぎて(笑)そのまま会社を続ける選択肢はありませんでした。
で、30年近く続けてきて、年収もそれなりにあった正社員というポジションを手放しました。
そうしたら。。。
新たな世界が広がっていました。
収入、働く時間や場所の自由、人間関係の自由、頼りにして下さるクライアントさん、お互い頼りあえる仲間、そして心強いメンターさんとの絆。そして新たな趣味や人間関係も!
本当にいろいろなものが入ってきました。
こんな例もあります。
前職の同僚は、介護などもあり会社を辞め、しばらくは介護に専念をしていました。
その後、過去の人脈からある外資系企業のアドミニストレーターの仕事を得、収入は減ったものの、完全在宅、仕事がある時に対応すればよいという素晴らしい環境を得ました。
ラグビーワールドカップの期間中、1ヵ月パリに滞在し、仕事をしながら日本戦の追っかけをするなんてこともしていたようです。そのまま前職に居続けたら、考えられないような生活です。
彼女も前職を辞めた時(手放した時)、次のプランも考えずに「なんとかなる」で手放した人です。
毎日毎日パワハラめいた環境の中で、決められた時間(土日もつぶす勢いで)働いていた時期とは、まるで別人になったような彼女がいます。
手放すと入ってくる。。。本当にあるんだ。。と思っています。
余計なものも手に入ったけどね(笑)
独立後半年目に乳がんが分かりました。
まぁこれは「手に入った」というべきか迷うところですが、手に入っちゃいました(笑)
乳がんて進行は遅いガンだそうで、人間ドックでも気づかれなかったガンをその後1年経たずにに自分で気づくとか、あまりないのではないかと思います。
このガンですが、私は「自分(の気持ち)を殺すような働き方をして、自分を大切にしなかった」ことにカラダが抗議したように感じています。
さらに言うと、ガン細胞も私が作り出したもので、私の子供です。
切除されたガンは生きていくことが出来ず、当然のことながら体外で死んでしまいます。
こう考えた時、私の乳がんは、身を挺して私に「自由に生きろ」と伝えてくれたように感じています。
ガンになり、私は右乳房を手放しましたが、それ以上にいろいろなメッセージや素晴らしい環境に気づくこと(手に入れること)が出来ました。
これも手放せば入ってくる。。なのかなと思っています。
手放すコツってなんだろう:手放したいもの3選
人間は慣れた環境を手放すのが怖いんです。
そしてさらに、ここに「これまでに積み上げてきたもの」があると、余計に手放しづらくなります。過去にかけたお金や時間がすべてゼロになってしまう恐怖を覚えます。
なので、手放すのって結構難しいなと思います。
手放す瞬間の恐怖を超えて手放すためには・・・私もまだまだ迷い中ですが、手放すことで何を得たいのかを明確にするのもひとつの手段かなと思います。
① モノを手放す: 身の回りの物ですね。1年以上着ていない洋服、使っていない小物。。 ああ、心当たりありすぎて困る(笑) 手放すことでスッキリとした心を手に入れられることを信じましょう!
② 人間関係を手放す: あんなに仲が良かったのに、最近は一緒にいても楽しくない。。そんな友人やコミュニティ。 私は人間関係重視型なので、モノを手放すよりこれのほうが怖い。 が、家族も友人も、そして自分も永遠に同じであることはありえません。 少しずつ、ステージが変わり、考え方も変わっていきます。 今の自分のステージに合わなくなったと割り切って手放すと、今のステージにあった方とつながれるはずです。
③ コトを手放す: 「時間」て「命」そのものなんです。 人間の致死率は実は100%! 普段意識することは少ないですが、この一瞬一瞬があなたの人生そのものであり、それはどんどん減っていきます。 ガンを経験したことで、これを強く意識するようになりました。 そう考えると、自分にとって嬉しくない時間を過ごすのって、すごくもったいなくないですか? あなたの命(時間)を誰のために、何のために使うのか。 こう考えると、コトを手放すということの重要性に気づかされます。
手放す決断をしてみたけど、何がはいってくるのかな
小さなことかもしれませんが、入っていたコミュニティを抜けるという決断も結構怖いものです。
が、「手放せば入ってくる」が今回も起こるとしたら、多分その空いた時間で何かを手にすることが出来るのでしょう。
って書いていて気づきましたが、このブログ、実は自分を励ますために書いてました(笑)
だって怖いんだもん!
あー、そう言えば普段使っていないバッグが結構ある。これ、手放さないと。。。
片付け嫌いな私なので、こういう整理整頓が面倒くさい。あぁ。この整理整頓の時間も手放せないもんですかね。。
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