ステージ1でも実は結構キツいのだ

退院して1週間しないうちにコロナにかかり、乳腺外科受診がのびのびに。ようやく受診でき、病理検査の結果を聞き、今後の治療計画の話を聞いてきました。

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私自身の結果は

まずは傷の具合をチェック頂きました。

手術直後、リンパ液排出のカテーテルが取れた後、胸周りにリンパが溜まって2回ほど注射器で抜かれました。「溜まったリンパ液ってほっておくとどうなるんですか?」と聞いてみたら、自然に吸収されるのだそうです。

コロナのせいで受診日が開きましたが、その後リンパ液が溜まって胸周りがプクプクすることもなく、傷周りはきれいなものです。武士にスパッと切られたみたい(笑)先生自身も納得の出来(?)のようで、「きれいですね!」とちょっと自慢気🤣

そこから病理検査の結果をお話頂きました。

実際に切った腫瘍の写真も見せてもらいました。

生肉ふうの写真が出てくるのかと思ったら、茶色っぽくて生々しさはなく。ホルマリン漬けにされたらそうなるのだそうです。スクリーンに映すのでやたら腫瘍が大きく写りますが、実際には2センチないくらいだったそうです。

が、硬ガンという転移しやすいタイプのものだったようで、リンパ節に5ミリの転移あり。幸い、その先のリンパ節には転移は見られなかったようです。

腫瘍の周りを1.5センチほど大きく切るのですが、切った端のところもクリーン(ガンの取り残しなし)だったそうです。

ただし、微細な目に見えないガン細胞がある可能性も捨てきれないということで、抗がん剤投与+その後10年間のホルモン治療(服薬)になるそうです。

ある方の場合

ガンの大きさは1.7センチでステージ1。腫瘍の場所やその他の条件から、その方は部分切除ではなく乳房全摘を選ばれたそうです。

ステージ1のガンと言われたら、「早期に見つかってよかったね!」という反応がほとんどで、切除すれば終わり、というイメージを持つ方も多いと思います。

でも、そんな簡単には終わらなかった。。。

切除したガンは病理検査でガンの性質など細かく調べます。その結果で,、増殖スピードが速い(悪性度の高い)ガンであることが分かりました。

同じく微細なガン細胞が散っている可能性が捨てきれないことから、この方も抗がん剤治療となりました。

抗がん剤。。吐き気、脱毛、発熱。。いろいろあります。

ステージ1や2の初期と言われるガンでも、非常につらい治療が待っていたりします。

ある方はまだ浸潤のない(乳管内に留まる)ガンで、ステージ0と診断されました。

この方は抗がん剤治療はないものの、この後5年、ホルモン治療をすることを勧められ、悩んでいます。

ホルモン治療の副作用も様々あり、大きなものとしては子宮体ガンのリスクが高くなること。

その方はまだ30代と若く、出産も望んでおられるため、とても悩んでいます。乳がん再発リスクを減らすことをとってホルモン治療を受けるか、子宮体癌のリスクを考えてホルモン治療しないか、そんな選択を迫られています。

初期で良かったじゃん!って。。

私も乳がんになって、手術を受け、治療をして初めて知りました。

ガンて、例え初期であっても、かなりつらい治療が待っている病気だということを。

古くからの友人(大腸がん)も私と全く同じで、初期のガンで転移もないと言われたものの手術してみたらリンパ転移が見つかり、抗がん剤治療となりました。

彼は7/1から抗がん剤治療をはじめ、9月の最初が最後の抗がん剤投与になります。

彼は毎日の体調をスプレッドシートに記録していて、これから抗がん剤治療を始める私にシェアしてくれました。

大腸がんと乳がんでは使われる抗がん剤も違いますが、でもちょっと先行く先輩からの体験談はとっても貴重。

ありがたく見せて頂いています。

こうしたリアルな世界を見ると「初期で良かったじゃん!」というコメントは、ものすごく軽く聞こえてしまいます。確かにステージ4の末期で発見されるより、早期発見のほうがいい。でも「初期だし大丈夫だよ!初期で良かったじゃん」という心境にはなかなかなれません。

「今はガンなんて怖い病気じゃないんだから」というコメントも。(ガンの種類や状況によっては、10年後の生存確率が25%ということもあります)

「知っている人もガンになったけど、ぴんぴんしてるよ!」これも、ひとりひとりの状況が違う中、違和感を感じてしまいます。

どの言葉も、「あなたを励ましたい!」という思いにあふれている言葉です。が、そんな気持ちがありながら、逆に励ましになっていなかったらもったいない。もちろんこれは「私はこう感じた」というシェアにすぎませんが、体験者でしか分からない思いのひとつとしてお伝えしてみました。

嬉しかったコメント

「応援しているよ」「じゅんじゅんの応援団長だから」こんな言葉はとても嬉しかったです。

「ガンなんて、どっか飛んで行っちゃえばいいのに」この言葉も、本気で心配してくれていることが伝わって嬉しかったです。

仕事のリスケも「お互い様!」と言ってくださる方、これも本当にありがたい。

「じゅんじゅんとはずっと付き合っていきたいから、とにかく体調優先で」と言ってくれた方。これも嬉しかった。

言いたかったこと

とりとめもなく書いてしまいました。

今日言いたかったことは「初期だろうとなんだろうと、やっぱりガンて大変な病気」ってこと。

そして過去の自分も含め、意外とそれを知らない人も多いということに気づき、「ガンてこんな病気なんだ!」ということを伝えたいと思いました。

今は2人に1人がガンにかかる時代だそうです。そして乳がんも9人に1人がかかるそうです。

ということは、自分や、あるいは身近な人がガンにかかる可能性もとても高いということ。

自分自身の健診の必要性にも気づいて欲しいし、また周りの方がガンにかかったときの声かけなども、体験から伝えられればと思いました。

死んじゃったらもったいない

ガンにかかったことで、初めてリアルに死を意識しました。

その時思ったこと。

死んじゃったら、私がこれまで得てきた知識や経験は、誰にも役に立つことなく消えていくんだなと思いました。その時感じたのは「もったいない」ということ。

私より若い方々のお悩みは、私も経験してきたものです。会社での経験、子育ての経験、起業の経験、伝えられることがいっぱいあります。

クライアントさんが喜んで下さったとき、もっともっと伝えて、もっともっといろいろな方をサポートしていきたいと思いました。

抗がん剤治療については、受ける、受けない、いろいろな意見があります。

私は、受けずに再発したら絶対に後悔すると思ったので、受ける決意をしました。自分の決断を信じて、頑張っていこうと思います。

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