だってこの人から買いたい!と思ったんだもん

医療用ウィッグ。。というかフルウィッグではなくて「前髪だけ」というつけ毛なのですが、あるネットショップから購入しました。

医療用つけ毛の通販をされている「鈴珠」というネットショップさんです。

このブログはアフィリエイトを狙っているわけではないのでお店の紹介などしたことはないのですが、星の数ほどあるネットショップからなぜこのお店を選んだのか、価格だけではない理由があったのでご紹介します。

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この人から買いたいと思った

最近私が買ったものはこのつけ毛、そして贈答用の卵。

贈答用の卵は熊本で徹底的に安全にこだわった生産をしている「ひなたまこっこ」さんで買いました。ここの卵、「これはホントに卵?!」というくらい濃厚で美味しいです!毎日卵かけご飯食べていても飽きません。

そしてこの「ひなたまこっこ」さん、新鮮な卵を使ったオリジナルのスイーツもたくさん販売しています。このスイーツもめちゃめちゃ美味しい!!本当におすすめです。卵が違うとここまで違うの?!といつも驚かされます。

で、なぜこの「ひなたまこっこ」でいつも贈答品を買うかというと、美味しい!安全!!もありますが、この会社の社長さんを存じ上げていて、絶対にお客様を裏切らない商売をしているのを知っているからです。

彼女はご両親が立ち上げた会社を継いだ2代目ですが、なんと6人の子供を育てながら養鶏場を大きくし、会社を大きくされました。

このお店から買えば間違いない!という安心感があるので、特に贈答品はここから買っています。ホントに美味しいので、是非一度お試しください!!

さて、ひるがえって「鈴珠」さん。

たまたまネットで見つけただけなのに、なぜ私がこのお店を選んだかというと。。。

理由はふたつありました。

ひとつはもちろん、商品そのものに惹かれたから。フルウィッグは締め付けが強くて、ずっとつけているとこめかみが痛くなってしまうのです。でもこのつけ毛なら、締め付け感ゼロ。そして帽子をかぶるととてもかわいくなります。ナイスアイデア!な商品だから。

そして理由のふたつめ。鈴珠店長さんに惹かれたから。

なぜこの方がこの商品を開発したのか。理由がサイトに載っていました。

脱毛症を患った親友の気持ちに寄り添いたくて、この方ご自身がなんと自分の頭を剃られたのです。健康なご自身の髪を!これってすごくないですか?そして試しにつけてみたフルウィッグの辛さに気づき、この商品を開発されたのだそうです。

親友の辛さに寄り添ったその人間力と行動力。そしてご自身で気づかれたフルウィッグでは満たせないニーズ。そのニーズを満たすために繰り返した商品開発。

売れるビジネスの原点、ポイントに改めて気づかされました。

売れる商品・サービスには理由がある

売れる商品・サービスには理由があります。

ひとつはもちろん商品力(サービス力)です。売り手が思い付きで作ったものや、「これが出来るからこれを売る」という売り手視点の商品・サービスは、往々にして売り手の独りよがりになりがちです。そして製品のことだけを訴えている限り、逆に買い手にはその魅力は伝わりません。

「鈴珠」さんの商品は、店長さんの体験から生まれました。フルウィッグはしんどい、でも医療用帽子をかぶるだけでは「いかにも」の雰囲気でイヤ。ではどうすれば?という、本当の課題解決から生まれたものです。

「これを作れば売れるんでは?」「これが出来るから商品にしよう」とスタートしたものではありません。

だからお客様にも刺さるのです。

そしてもうひとつ。鈴珠店長さんがなぜこのビジネスをしているのか。

理由がとても明確です。友達に寄り添った。フルウィッグを体験した。つけてみたらしんどかった。だから考えてこの商品を作り、困っている人にも提供したいと思った。

「この人はこんな体験をしている。こんな想いを持っている人だ。だからこの人なら信頼できる。この人の商品を買ってみたい」そう思わされました。

何を買うのかも重要ですが、誰から買うのか。特に個人の小さなビジネスは、これにつきます。

なぜあなたはそのビジネスをするのか

なぜあなたはそのビジネスをするのか。

ビジネスを定めて起業しようとするとき、何を売るのか以上に大切な問いです。これが明確にならない限り、幸せな起業は出来ません。

なぜなら、起業には、失敗もあるししんどいこともあるから。そしてもちろん、失注続きの時もきっとあるから。

あなたがなぜこのビジネスをやるのか、このビジネスを通じて誰を助け、社会をどう変えていきたいのか、それがない限り、失注やしんどいことが重なると「これはやっぱり失敗かも」「必要とされていないのかも」とくじけてしまうこともあるでしょう。

逆に「あなたがやる理由」が定まっていると、「でも私はこれをやる必要がある」と自分を奮い立たせることが出来ます。そしてやるための方法を考えます。

そしてそのあなたの想いは、お客様も魅了します。儲かるから」「出来るから」で商品・サービスを提供している人から何か買いたい人はいないはず。それよりも想いを持ってビジネスをしている人に周りは惹かれ、応援したくなります。お客様も同じです。

あなたの原体験を見つけよう

私が稼ぐ力をつけることで、自分の人生を自分で選択できる人を増やすと決めてこの仕事をしているのは、おそらく父の影響です。

夫婦喧嘩をしたときに母に向かって言い放った「誰に食わせてもらってると思っているんだ」という言葉。

学生時代、何かの折に父に言った言葉に対し「生意気言うな。自分で稼ぐようになってから言え」と言われたこと。

そんなことの数々が、恐らく「自分で稼いでいなければ意見を言うことも出来ない」「人生を選べない」という無意識の価値観につながっていったのだと思います。

そして給与でしか稼いだことがなかった私はパワハラにあっても「会社にしがみつかなきゃ」と思い、閉塞感で窒息しそうになっていました。会社から与えられるお金以外でも自分の名前で自分でちゃんと稼げれば、こんな思いをしなくてすむ。そんな経験が、私にこの起業支援という仕事を選ばせたのです。

あなた商品化(R)のワークでも、この原体験を深掘りするということを行います。

自分が人生で一番つらかったこと、楽しかったこと、幸せだったことなどを書き出し、その原体験から導き出されるその人の価値観を明確化していくようなワークです。

そしてそこから自分の行動指針なども作っていきます。

この課題を各自が行い、グループワークでシェアし、仲間や講師が質問を投げかけたり、コメントを伝えたりしていきます。それに答えていくことで、自分の考えや想いがよりクリアになっていきます。

例えばある方は、人とコミュニケーションが苦手で、「中学・高校と孤独だった、でも先生も誰も指針になるようなことを言ってくれなかったし、自分も我慢するだけで何もできなかった」という思いを語られました。その方がつらかったその体験から生み出したキーワードは、そのまま社内コミュニケーション活性化というビジネスにつながる可能性を秘めていました。

またある人が語った離婚や退職後の経験は、人生の変革期にある人をサポートできる内容に満ちていました。

それぞれの人が、それぞれの苦しかった体験から生み出したものです。「この経験をした人だからこそ伝えられる」内容であり、説得力と、魅力にあふれていました。

原体験から生み出されたビジネスは強い

おもいつき」のビジネスと「想いのある」ビジネスは違います。

「おもいつき」のビジネスは長続きしないことが多いです。が、その人の原体験をもとにした「想いのある」ビジネスは本当に強いです。そして同じ苦しさを経験している人にダイレクトに刺さります。

辛かった体験(痛み)があり、それを解決して困っている人を救うために作る商品・サービスは、ニーズにもとづくものなので売れるものにしあがります。

起業のネタがない。。と悩んでいる方は、是非、自分の人生の振返り、深掘りからネタ探しをして頂ければと思います。

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