キャサリン妃のガン公表に思う:乳がん経験者のひとりごと

数か月前に腹部の手術を受けたことを公表されていたイギリスのキャサリン妃。

手術後の検査(恐らく切り取った部位の生研)でガンが分かったとの報道がありました。

ご自身の口から体調について語られている動画が配信されましたね。

今は化学療法(抗がん剤治療?)を受けられているとか。

当初はガンでないと思われていたことに関して「イギリスの医療を疑う」なんてSNS投稿をされている方もいらっしゃいましたが、実際に部位を切り取って検査しないと、また転移についても手術して開いてみないと正確にはわからないのです。

目次

がん告知とメンタル

キャサリン妃は動画の中で、「ふたりの子供たちに『私は大丈夫』と安心させるのに時間がかかった」と話していました。

ガンの告知を受けると、自分自身の気持ちもですが、家族のメンタルケアも必要となります。

私の友人に、20代の息子さんが血液ガンになった体験をされた方がいます。

「息子に万一のことがあったら、自分も一緒に虹の橋を渡ろう」と思っていたそうです。

私がガンの告知を受けた時(生研の結果を聞きに行った時)、告知前の待合室で考えていたことはこの友人のことでした。

私にもひとり息子がいるので、気持ちがよく分かります。

「万一ガンだったとしても、息子がガンだという告知を受けるよりははるかに気持ちがラクだ」

そう思っていました。

そして、「残念ながら。。」という告知を受けた時も、意外に私は落ち着いていました。

その時の診断では「ガンは小さくて、多分抗がん剤もしなくて済む。場所が乳頭に近いので部分切除か全摘になるかは執刀医の判断。でも多分、切除するだけで大丈夫ですよ。」という内容でした。

感覚的は「おできを切るようなもの?」くらいな印象。

結果としては、実際に手術をしてみたらリンパ節転移がひとつ見つかり、抗がん剤治療へ。そして乳房も全摘となり、意外と(?)本格的な闘病となりました。

手術、入院よりつらかったのは抗がん剤治療。頭痛、発熱、口内炎、味覚障害、手足のしびれ、脱毛、全身の蕁麻疹。免疫が極端に下がるため、友達に会うこともできない(しかもコロナ禍でしたし)。

ただ、そんな中でもクライアントさんとのセッション、仲間やメンターさんの支え、何事もなかったように接してくれた家族、そして蕁麻疹をすぐに見てくれたかかりつけの皮膚科の先生などなど、様々な方の支えでこの期間を乗り切ることが出来ました。

この抗がん剤の治療中に私のセミナーに来てくれた方(大好きなセミナーはやめられなくて、たまに開催していた)は、今、私の仕事をサポートしてくださる仲間になりました。

本当にありがたいことですね。

私の場合、大好きな「起業支援」、頼りにして下さるクライアントさん、家族、仲間が心の支えとなりました。自分自身の名前で稼ぐという環境にいられたことに、本当に感謝しています。

ガン仲間の転移告知と私にとって死ぬということ

前職の時からの仕事仲間で、もう20年以上付き合いがあるガン仲間がいます。

私の2か月ほど前にガンが分かり、手術、そして抗がん剤治療を受けられました。

私がガンに罹患したことが分かった時、すぐに連絡をくれ、「自分もだよ」という話をしてくれました。

彼も手術前は「切れば大丈夫」と言われていたそうなのですが、私と同様、開けてみたらリンパ節に転移があり、抗がん剤治療を受けることになったという流れでした。

同じ経緯をたどったガンの「ちょっと先の先輩」です。

抗がん剤治療中は毎日の体調や体温、体重などを記録するように言われるのですが、彼は自分のその記録もシェアしてくれ、「抗がん剤治療中はこんな感じだよ!」というのを先に見せて私を安心させてくれました。

ガンが分かった当時、彼はある大学の学部長に就任したところ。これからバリバリ研究に、教育に頑張るぞ!!というタイミングでした。

ガンが分かって休職し、手術後に復職する予定でしたがその後の抗がん剤治療。体力の低下で、大学はやめざるを得なくなりました。

それでも前向きに、ギターを弾いてYouTubeに投稿したり過ごしていた彼ですが、先日、肺への転移が見つかりまた手術を受けることになりました。

前回の手術、そして抗がん剤治療と全く同じ経緯をたどってきた先輩の転移の連絡。かなりショックを感じました。

幸いなことに今は元気で、闘病を続けています。

それでもやっぱり。ガンを体験し、そしてさらに友人のガン転移も知り、私にとって「死」はとても身近なものとなりました。

それまでは自分が死ぬことは想像できなかったのですが、リアルに「あぁ自分もいつか死ぬんだ」ということが肚落ちしたのです。

そしてそれは恐怖というより、日常になっています。怖さがないことはないのですが、誰でも必ずいつかは死ぬという事実。それが常に心にあります。

近いうちに死ぬ可能性あるのかもと思いつつ、老後のために新NISAやろうか?などと思っている自分。そんな感情が同居しています。

もし今死んだとしたら、後悔はないか?

ガンというと当然恐怖を感じる方も多いと思いますが、急な交通事故などで亡くなるより恵まれた死ではないかと思います。

残された時間が分かれば、いろいろな準備が出来ますので。

もっとも、こんなふうに思えるのは、まだ差し迫った「余命宣告」を受けたことがないからかもしれません。

今は半年に1度検診を受けていますが、その結果を聞きに行くのはやはり怖いです。

もし今余命宣告を受けたら、どんな気持ちになるだろうと想像します。

もし今その状態になったとしても、会社を辞めて、自分自身の名前で稼ぐという経験が出来たことで、仕事上の後悔はまったくありません。

子供も無事に20歳を迎えましたし、子育ても経験できたし。

幸いなことに、「これをやり残した!!」という強烈な後悔はあまり思い浮かびません。

あるとしたら、もっと旅行に行きたかった!!みたいなことかも?

「引退したら旅行に行きたい!」という人も多いですが、引退する頃には体力も減っているはず。

75歳、80歳になって、今のようにガンガン歩いて、食べて、飲んで、という旅は難しいことでしょう。

今しかない!!そんな気がしています。

そして私は、自分トリセツ的には「とにかく楽しいことを追いかけているとやる気が出るし、成功する人」なのです。なので、とにかく行きたいところには行き、楽しむことが1番!!

私にとって旅行へ行くことは、自分自身を満たすこと。仕事のモチベーションにもつながります。「余暇があるから旅行に行く」のではなく、「旅行に行くために仕事をし、余暇を作る」のがわたし流です。

ガンを経験したメリット

こんなふうに考えられるようになったのも、「死」を身近に意識する経験に恵まれたからかもしれません。

私にとっては必要な経験だったのです。

再発、転移は怖いです。

でもメリットもたくさんあったと思っています。

キャサリン妃は闘病中の患者に向けて「あなたはひとりではない」と伝えています。

もしあなたが今そんな病に苦しんでいたとしたら。キャサリン妃の言う通り、あなたはひとりではありません。

これを読んでいるあなたがもし女性だったら、是非、年に1度、マンモグラフィーと超音波の検査の両方を受けてください。毎年マンモグラフィーを受けていた私の乳ガンは、病院で気づかれませんでした。超音波ではみることが出来たようです。だから両方の検査を受けてください。

キャサリン妃のガンがどの部位のものなのかは公表されていませんが、同じガンと闘う身としてとても身近に感じています。

今日は「起業」「仕事」の話ではなく、プライベートの話を書かせて頂きました。

今は土曜日の夜。

みなさん、良い週末をお過ごしください!

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